365万円で4月1日ケータハム セブン160日本発売！！　雑味ゼロ。　これが真の“クルマ”だ！！

【本記事は2014年4月にベストカーに掲載された記事となります。】「ホンマにめっちゃオモロいクルマですよ！！」。今季ケータハムからF1に復帰した小林可夢偉も大絶賛のケータハムセブン160。その発表会が今月10日、東京都千代田区の駐日イギリス大使館で行われた。ケータハムセブン160は日本マーケット向けに作られたが、実は欧州でも人気沸騰中！！「欧州ではCO2の排出量を基に自動車税が決まり、セブン160はEVと同程度の排出量認定で税金がとても安いのです。これが人気の理由ですね」とケータハムジャパンのジャスティン・ガードナー氏。

そのサイズは全長3100mm、全幅1470mmと軽自動車枠に収め、日本では軽自動車登録となる。エンジンはジムニー用のスズキ製、K6A型直3DOHCターボがベースとなる日英合作。だがその最高出力は自主規制を突破する80psをマーク！！ 車重も490kgと軽量で、1t当たりのパワーは約160psと86を凌ぐ。車名の160もこれが由来だ。

そんなケータハムセブン160の発表会にはケータハムF1チームの小林可夢偉が登場。可夢偉は、発表会前にイギリス・シルバーストーンサーキットでこのセブン160を試乗したとのことだが、冒頭のコメントはその時の印象を語ったもので、すこぶる気に入った様子。「（セブン160は）電子制御もパワステも何も付いてない。だから好き勝手ドリフトできます（笑）。最近のクルマはいわば“移動手段”で楽しみの要素が少ないけど、セブン160に乗ると『これがホンマの“クルマ”やな』って。クルマを自らコントロールしていることを実感できますね！！」と可夢偉。そして「こういうクルマは大きなメーカーではなかなか作れない。まさにケータハムだからこそ作れるクルマですよ」とも語ってくれた。

実はケータハムセブン160は製作過程でハンドリングを煮詰めるため、英国のロータリーで四輪ドリフトをしながらテストを敢行！！ それでチーフエンジニアは捕まったそうだが、こんな破天荒なエピソードも自社のテストコースを持たない個性派小規模メーカー、ケータハムならではのレジェンドだ。発表会に登場した可夢偉はF1開幕戦のオーストラリアGPではリタイヤとなったが、このセブン160とともに今後に期待だ！！

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