徹底分析中古車相場
更新日:2019.08.20 / 掲載日:2019.08.20
ファミリー向けスポーツカー(中古価格・値段相場・特徴等)を一覧でまとめてみた
グーネット編集チーム
多くの方がスポーツカーと聞いてイメージするのは、実用性や居住性よりも、走りを重視した趣味のクルマとして認知しているのではないでしょうか。
乗り心地が硬く感じられるような減衰力を高めたサスペンションや豪快なエキゾーストノートを放つマフラーを搭載するようなスポーツカーは、普段使いには不向きな面があるかも知れません。また、座席がバケット形状のシートを備える2人乗り仕様であったり、タイトなコックピットに身体を屈めて乗り降りをする必要があったりする点なども、走りを追求すればするほどスポーツカーらしさを感じる面と普段遣いには不向きな面が見え隠れする点となっています。そのために普段使いのクルマとスポーツカーを2台体制で所有する方も多いことでしょう。
しかし、スポーツカーの中にも、スポーツ性能も持ち合わせていながら、家族を乗せるためには居住性や乗り心地、安全性能も重視したクルマがほしいというニーズを両立できるスポーツカーも少数ですが存在します。
それらのファミリーユースに対応する機能も兼ね備えたクルマでは、4人もしくは5人が乗車できることやや実用性の高いラゲッジスペースを備えていることなどが重要な要素と言えるでしょう。
ここでは、家族を乗せる機会の多い方にもおすすめできる、ファミリー向けスポーツカーの代表的な車種をご紹介します。
RX-8
グーネット編集チーム
RX-8は、3ドアクーペ「RX-7」の後継モデルとして、2003年4月から2013年4月まで販売された4人乗り4ドアクーペモデルです。
「RX-7」のマツダを象徴するロータリーエンジンを搭載する専用モデルであり、後席のアクセス性を高めたセンターピラーレス構造を持つ、観音開きのフリースタイルドアシステムの採用やしなやかな足回りのセッティングにより、ファミリーユースにも対応したスポーツカーです。
後席は大人がしっかり乗れる居住性と家族4人の小旅行でも十分な積載力を持つトランクルームを備えており、まさに実用性を兼ね備えた、家族と一緒に使えるスポーツカーとして開発されました。
自然吸気ロータリーエンジンをフロントミッドシップに搭載し、ヨー慣性モーメントを低減したニュートラルなコーナリング性能を実現し、古くからのロータリーエンジンファンのみならず、新たなユーザーを獲得した個性的なモデルです。
250psを出力するハイパワーモデルでは、6速MTとの組み合わせにより、全域にわたりダイレクトで力強い走りを可能にしています。
日常の市街地からサーキット走行も可能な、マルチパーパスな使い方にも対応した1台です。
RX-8のおすすめ人気車種・グレード
マツダ RX-8 (RX8)タイプE(2009年5月モデル)
乗車人員:4名
駆動方式:FR
タイヤサイズ:(前)225/50R17 94W(後)225/50R17 94W
エンジンタイプ:13B-MSP型 水冷式直列2ローター
排気量:1308cc
最高出力:215ps(158kW)/7450rpm
最大トルク:22.0kg・m(216N・m)/5500rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:9.0km/L
車両重量:1360kg
新車価格:2,970,000円
自動車税:年間39,500円 ※
※自動車税は2019年3月時点で参照したものとなります。
RX-8の価格相場(2019年3月19日時点)
新車価格帯:240~383万円
中古車価格帯:9~314.8万円
中古車平均価格相場:98.8万円
CR-Z
グーネット編集チーム
CR-Zはホンダ独自のハイブリッドシステムIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)を搭載し、エコロジー性能とスポーツ性能を両立した新世代のスポーツカーとして、2010年2月にリリースされました。
1バルブ休止VTEC機構を備える1.5L 直列4気筒i-VTECエンジンとIMAを組み合わせ、低回転域から高回転域までトルクフルで力強い動力性能と優れた環境性能を実現しています。
パドルシフト付CVTとハイブリッドカーとしては当時世界初となる6速MTが設定されており、ハイブリッドスポーツカーの可能性を広げたホンダの意欲的なモデルです。
背の低い2ドアクーペボディながら、リヤシートが可倒式となる2+2の4人乗りを可能にしたユーティリティデザインにより、市街地走行や日々の買い物などファミリーユースも考慮した、使いやすさと実用性が大きな特徴と言えるでしょう。
躍動感あふれるダイナミックなスタイリングを採用しながら、毎日使える汎用性や利便性を兼ね備えた、時代をリードするホンダの意欲作とも言える、運転する喜びが感じられるハイブリッドスポーツカーです。
また、バネ下重量を軽減した足回りは路面の追従性に優れ、軽快で俊敏なフットワークやダンピングの利いた乗り心地に加え、乗員や歩行者、相手方車両へ配慮した先進の安全性能もファミリー向けスポーツカーとしておすすめのポイントです。
CR-Zのおすすめ人気車種・グレード
ホンダ CR-Z(CRZ)a(2015年10月モデル)
乗車人員:4名
駆動方式:FF
タイヤサイズ:(前)195/55R16 87V(後)195/55R16 87V
エンジンタイプ:LEA型 水冷直列4気筒SOHC16バルブ+モーター
排気量:1496cc
最高出力:120ps(88kW)/6600rpm
最大トルク:14.8kg・m(145N・m)/4800rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:20.6km/L
車両重量:1150kg
新車価格:2,700,000円
自動車税:年間34,500円 ※
※自動車税は2019年2月時点で参照したものとなります。
CR-Zの価格相場(2019年3月19日時点)
新車価格帯:227~287万円
中古車価格帯:24~299万円
中古車平均価格相場:159.8万円
WRX S4
グーネット編集チーム
WRX S4は、スバルのラインナップの中でもっともホットなスポーツカーとして知られ進化を続ける「インプレッサ」の後継モデルとして、2014年8月に誕生しました。「Pure Power in Your Control」をコンセプトに掲げ、ドライバーの意のままに高次元な走りを実現したハイパフォーマンスAWDスポーツ4ドアセダンです。
スバルの最高峰モデルに相応しく、低回転域からシャープにアクセルに反応する直噴型2.0L 水平対向ターボエンジンとスポーツリニアトロニック(CVT)を組み合わせ、シンメトリカルAWDによりエンジンからの動力を最適化して4輪へ伝えます。
300ps&40.8kg・mを出力するハイパフォーマンススポーツカーでありながら、フラットで快適な乗り心地やボディ形状が把握しやすい視認性の良さに加え、家族と運転を代わっても安心感の高いスムーズな走りを提供し、乗り手を選ばない万能性が特徴の1台です。
アクティブトルクベタリングや横滑りを抑えコーナリング時の挙動を安定させるマルチモードVDCの採用など、ドライバー次第で奥の深い高次元な質の高いスポーツ走行が楽しめる点や後席にしっかり大人が3名乗車でき、実用的な独立したトランクルームを備えている点もファミリー向けスポーツカーとして大きな魅力と言えるでしょう。
また、スバル独自のプリクラッシュセイフティ技術である運転支援システム「EyeSight ver3」を搭載している点も高い評価を得ています。
WRX S4のおすすめ人気車種・グレード
スバル WRX S4(WRX_S4)2.0GT-Sアイサイト(2018年6月モデル)
乗車人員:5名
駆動方式:フルタイム4WD
タイヤサイズ:(前)245/40R18(後)245/40R18
エンジンタイプ:FA20型 水平対向4気筒DOHC16バルブターボ
排気量:1998cc
最高出力:300ps(221kW)/5600rpm
最大トルク:40.8kg・m(400N・m)/2000~4800rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:12.4km/L
車両重量:1540kg
新車価格:3,736,800円
自動車税:年間39,500円 ※
※自動車税は2019年3月時点で参照したものとなります。
WRX S4の価格相場(2019年3月19日時点)
新車価格帯:335~529万円
中古車価格帯:149~439万円
中古車平均価格相場:246.7万円