徹底分析中古車相場
更新日:2019.03.25 / 掲載日:2019.03.25
安いスポーツカー(中古価格・値段相場・特徴等)を一覧でまとめてみた
グーネット編集チーム
いつの時代もクルマ好きの人々を惹きつけるのは、ドライバーを爽快な気持ちにさせるスポーツカーと言えるでしょう。
2000万円もするイタリア製やドイツ製のスポーツカーとなると、手に入れるのも大変ですが、維持するのも車両価格に比例した、それ相応の費用がかかることも念頭に置くべき重要なポイントです。
先にも記述した通り、スポーツカーの定義は人それぞれです。
絶対的な動力性能を重視する方もいれば、人馬一体となった軽快な走りをもってスポーツカーと定義する方もいます。
走りに関して言えば、絶対的なサーキットの速度では量れない、運転していて楽しいことがスポーツカーに共通する重要な要素とも言えるでしょう。
また、車齢の経過したメンテナンスに費用のかかる希少なモデルや現代の価格では安価に感じられても、新車時には非常に高価な車両価格であったモデルなど、比較するポイントが曖昧であることを考慮して、こちらではコストパフォーマンスの高い、新車時に値ごろ感のある車両価格の設定ながら、スポーツカーの資質を備えた代表的な車種をご紹介します。
S660
グーネット編集チーム
S660は、ホンダ伝統のスポーツカーの証である「S」を冠した人気の高い軽オープンモデルです。
ホンダの軽自動車としては、1996年に販売を終了した「ビート」以来となる、四季を通じて爽快なオープンエアが楽しめるスポーツモデルとして、2015年4月にリリースされました。
ホンダ技術研究所の創立50周年を機に開催された、社内公募企画により誕生したユニークなモデルです。
弾けるようなメリハリのある心地良い加速フィールが得られる専用のターボエンジンを低くミッドシップに搭載するMR(ミッドシップエンジン・リヤドライブ)レイアウトを採用し、45:55の理想的な前後重量配分を実現し、前後でサイズの異なるタイヤや軽自動車初となる6速マニュアルトランスミッションを装備することで、優れた操舵性能とスポーティな走りを両立しています。
高い旋回性能にこだわりを持つパッケージデザインが特徴のモデルです。
軽自動車でありながら絶対的なスピードとは一味違った、「走る楽しさを、誰でも気軽に味わえるようにしたい」という、脈々と継承されるホンダイズムを具現化した、まさしく「S」バッチに相応しいスポーツカーと言えるでしょう。
踏ん張りのある躍動感あふれるスタイリング、ドライバーの操作性を重視した、ややタイトなコックピットに加え、レギュラーガソリン仕様であることなど、維持費の安さも大きな魅力的の1台です。
S660のおすすめ人気車種・グレード
S660(S660)a (2015年4月モデル)
乗車人員:2名
駆動方式:ミッドシップ
タイヤサイズ:(前)165/55R15 75V(後)195/45R16 80W
エンジンタイプ:S07A型 水冷直列3気筒DOHC12バルブターボ
排気量:658cc
最高出力:64ps(47kW)/6000rpm
最大トルク:10.6kg・m(104N・m)/2600rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:21.2km/L
車両重量:830kg
新車価格:2,180,000円
軽自動車税について
※1 平成27年3月31日以前に新規取得された新車:年間7,200円
※2 平成27年4月1日以降に新規取得された新車:年間10,800円
※3 最初の新規検査から13年を経過した自動車:年間12,900円
S660の価格相場(2019年2月26日時点)
新車価格帯:198~285万円
中古車価格帯:119.9~426.8万円
中古車平均価格相場:165万円
マーチ
グーネット編集チーム
1982年10月の発売以来、日産の世界戦略コンパクトハッチバックとして人気の高い「マーチ」をベースにニスモがチューニングを施すスポーツモデルが「ニスモ」です。
初代モデルよりマーチにはスポーティモデルが設定されましたが、「ニスモ」は4代目モデルに2013年12月に追加されたスポーツバージョンです。
ニスモは日産の「今までなかったワクワク」を具現化するパフォーマンスブランドであり、日産のワークスチームとしてレーシング車両やパーツの開発、市販車をベースにしたカスタマイズ車両やアフターバーツの開発などを手掛けるニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(NISSAN MOTORSPORTS INTERNATIONAL:NISMO)の略称です。
ノーマルの1.2L直列3気筒自然吸気エンジンを搭載する経済性に優れ、スポーティムードにあふれる「ニスモ」、専用コンピューターや専用エキゾーストシステムなどで高度にチューニングが施された1.5L直列4気筒自然吸気エンジン搭載する、本格的なスポーツ性能を備える「ニスモS」が設定されています。
ゼロリフトを実現しタイヤの接地性を高めたエアロパーツの装備をはじめ、強化されたボディや専用の足回り・ブレーキ、専用ハイグリップタイヤやステアリングのクイックレシオ化の採用に加え、220km/hのフルスケールスピードメーターやホールド性の高いスエード調スポーツシートなど、本格的なスポーツ走行をアシストする充実したスペックを備えています。
発売時の車両価格もおおよそ154万円から177万円程度とコストパフォーマンスに優れ、人気の高いおすすめのスポーツカーと言えるでしょう。
マーチのおすすめ人気車種・グレード
日産 マーチ(MARCH)ニスモS (2013年12月モデル)
乗車人員:5名
駆動方式:FF
タイヤサイズ:(前)205/45R16 87V(後)205/45R16 87V
エンジンタイプ:HR15DE型 水冷直列4気筒DOHC
排気量:1498cc
最高出力:116ps(85kW)/6000rpm
最大トルク:15.9kg・m(156N・m)/3600rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:—-km/L(詳細不明)
車両重量:1010kg
新車価格:1,770,300円
自動車税:年間34,500円 ※
※自動車税は2019年1月時点で参照したものとなります。
マーチの価格相場(2019年2月26日時点)
新車価格帯:60~184万円
中古車価格帯:0.1~167万円
中古車平均価格相場:47.6万円
スイフトスポーツ
グーネット編集チーム
スイフトスポーツはスズキのコンパクトハッチバックモデル「スイフト」をベースに、走りの楽しさをプラスしたホットハッチとして、2005年9月にリリースされました。
当初はスイフトシリーズのスポーティグレードとして設定されていましたが、途中2011年5月のフルモデルチェンジを機に独立した車種となりました。
確かな整流効果が得られる専用エアロパーツの装備をはじめ、ハイグリップタイヤや抜けの良いエキゾーストノートを奏でるマフラーシステム、鍛造製ピストンを組み込んだ高回転型の専用1.6L 直列4気筒NAエンジンやクロスレシオ6速マニュアルトランスミッションの組み合わせなど、クルマを繰ることが楽しくなる爽快な走りを実現するスポーツカーとして位置づけられます。
また、バネ下重量の軽減するための足回りやブレーキの徹底した軽量化が図られるなど、スポーツ走行でも身体をしっかり支える本格的なバケットシートの装備とともに、スズキの本モデルに対するこだわりが随所に見られます。
2017年9月にフルモデルチェンジを受けた3代目モデルでは、初代モデルからのコンセプトを踏襲しながら、従来の1.6L NAエンジンから直噴1.4L 直列4気筒ターボエンジンへ置き換え、3ナンバーボディとなるワイドトレッド化やボディの軽量化と相まって、全域にわたり頼もしいダイナミックな走行性能を実現しています。
スイフトスポーツのおすすめ人気車種・グレード
スズキ スイフトスポーツ(SWIFT_SPORT)ベースグレード (2017年9月モデル)
乗車人員:5名
駆動方式:FF
タイヤサイズ:(前)195/45R17 81W(後)195/45R17 81W
エンジンタイプ:K14C型 水冷直列4気筒DOHC16バルブターボ
排気量:1371cc
最高出力:140ps(103kW)/5500rpm
最大トルク:23.4kg・m(230N・m)/2500~3500rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:16.4km/L
車両重量:970kg
新車価格:1,836,000円
自動車税:年間34,500円 ※
※自動車税は2019年1月時点で参照したものとなります。
スイフトスポーツの価格相場(2019年2月26日時点)
新車価格帯:168~199万円
中古車価格帯:29~348万円
中古車平均価格相場:127.8万円