輸入車
更新日:2021.03.09 / 掲載日:2019.11.04

セミクラシックなモデルに乗りたい!【輸入車コンシェルジュ】

文●ユニット・コンパス
(掲載されている内容はグーワールド本誌2019年12月号の内容です)
※中古車参考価格はすべてグーネット2019年10月調べ。
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。


クルマ選びでいちばん大切なのは、購入したクルマが自分にフィットすること。そこでこのコーナーでは、相談者の夢や希望を元に編集部がオススメの輸入車を紹介!夢を実現化できる金額「予算400万円」をキーワードとして、毎回定番から意外性のあるものまで、さまざまな輸入車を提案していきます!

相談者[K・Sさん]58歳/会社経営/既婚
 ご自身で立ち上げた事業が軌道に乗り、ようやく自分自身の時間を持てるようになったという相談者。そこで今回は、以前から気になっていたセミクラシックの世界に挑戦してみたいとご相談をいただきました。希望は、運転していて充実感を感じられる独自の個性を持つクルマです。

セミクラシックなモデルに乗りたい!

 本格的なクラシックカーほど敷居が高くなく、それでいながら濃い味わいを楽しませてくれるのが、車齢20年から30年ほどの、いわゆるセミクラシックモデル。自分が青春時代に憧れたクルマや個性の強いクルマに乗りたいというニーズが、日本のみならず世界的にも高まっています。
 今回の相談者もそのひとりで、80年代後半から90年代初頭のヨーロッパ車に乗ってみたいというお話です。この年代のクルマは、コンピューター制御やコンピューターを生かした設計が本格的に導入される端境期。それでいながら本格クラシックカーよりも維持管理が難しくないため、セミクラシック愛好家に注目されています。
 今回の相談者は予算がある程度潤沢で、なおかつ購入後にも維持や管理のための予算を捻出する意思があるということですので、セミクラシックモデルの醍醐味を味わえるモデルをチョイスいたしました。
 選考にあたっては、独自の世界観を持つこと、一定以上の評価を受けていること、そして専門店があるなどメンテナンスを受けられることを条件として考慮しております。
 オススメ車として選んだどのクルマも、歴史やストーリーに関しては申し分なし。路上やパーキングでの注目度も現行人気モデルに引けを取りません。

【メルセデス・ベンツ 500 E/E 500】世界的にも価格高騰の傾向 伝説のスーパーセダン、乗るなら今!

 オススメ車はセミクラシックの王道中の王道、メルセデス・ベンツ W124の500E/E500です。知名度も高く、いまさらという印象を持たれるかもしれませんが、それは間違い。乗ればわかる巌のような剛性感、地面に張り付くようなライドフィールは、クルマ好きならば一度体験しておくべきでしょう。
 ミディアムクラスの高級4ドアセダンにパワフルなV8エンジンを搭載し、足まわりなどを強化したモデル。言葉にすれば似たようなコンセプトのクルマは他にも存在しますが、500E/E500が伝説的な存在になったのには理由があります。
 0ー100km/h加速6.1秒という当時の911に匹敵する俊足を、まるでシルクのようにスムーズな変速で実現させたという実力。そして、開発と生産にポルシェが携わったというストーリー性。また、ベースモデルに対して約2倍という価格設定も伝説の広まりに貢献しました。
 クルマ好きが恋い焦がれつつ、手に入れることのできなかった名車。それが500E/E500なのです。

1993年 メルセデス・ベンツ E 500(4速AT) ●全長×全幅×全高:4755×1795×1410mm ●車両重量:1700kg ●エンジン:V8DOHC ●最高出力:325ps/5600rpm ●最大トルク:49.0kgm/3900rpm ●排気量:4973cc ●中古車参考価格:390万円~890万円(90年~95年 全グレード)

【ジャガー XJ-S】現代に生き残った本物のクラシックカー

 70年代の設計とデザインを受け継ぎながら90年代後半まで販売されていた奇跡のクルマ、それがXJ-S。付け焼き刃のレトロスタイルではなく、正真正銘、本家本元のクラシック。だからこそ手なずけるのに腕のいいショップの手助けが必要ですが、なにせ本物ですから仕方ありません。文句なしの名車。

1994年 XJ-S 4.0クーペ(4速AT) ●全長×全幅×全高:4820×1795×1270mm ●車両重量:1640kg ●エンジン:直6DOHC ●最高出力:240ps /4700rpm ●最大トルク:38.9kgm/4000rpm ●排気量:3980cc ●中古車参考価格:160万円~480万円(75年~96年 全グレード)

【ベントレー コンチネンタル R】ベントレーの歴史を凝縮 贅沢を極めた2ドアクーペ

 90年代当時のベントレーでもっとも高価なプライスタグをつけていたのがコンチネンタルR。5.3mの巨体にも関わらずドアはわずか2枚。エンジンは6.8L V8をさらにターボ加給するという、まさに贅を尽くした1台。20世紀の自動車文化を体験する意味でも、一度チャレンジしていただきたい。

2001年 ベントレー コンチネンタルR(4速AT) ●全長×全幅×全高:5370×1880×1460mm ●車両重量:2440kg ●エンジン:V8OHVターボ ●最高出力:405ps /4000rpm ●最大トルク:84.7kgm/2150rpm ●排気量:6747cc ●中古車参考価格:400万円~600万円(92年~02年 全グレード)

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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