トヨタ ソアラ［第2回 1981-1982 日本カー･オブ･ザ･イヤー］

　アメリカでレーガン大統領が就任した1981年、日本は一台のスペシャリティカーの登場に沸いた。それがこのソアラだ。当時としては大排気量となる2.8L直列６気筒エンジンを搭載したほか、TEMS（トヨタ電子制御サスペンション）、TCCS（エンジン総合制御システム）、デジタルメーターなど、トヨタの先端技術の多くが初採用。キャッチコピーの「未体験ゾーンへ。」をそのまま表したかのような内容に、多くの人たちが羨望のまなざしを送った。まさに、ハイソカーブームの火付け役ともいえ、そこが多くの選考委員の心を打って受賞したといえる。グーネット では17台確認できたが、108万円～248万円とプレミアがついている。相場を俯瞰すると、2016年から上昇していることがわかる。