車のエンタメ
更新日:2016.09.23 / 掲載日:2016.09.23
思わず見入ってしまうアイルトン・セナのNSXドライブ
ついに日本でも新型NSXが発表されましたね。それを記念して今回は、NSXにまつわるとっておきの映像を紹介しましょう。
それは初代NSXで鈴鹿サーキットを走る車載映像。とはいえ、単なるNSXの走行映像を紹介するわけがありません。モデルとドライバーが特別なんです。
クルマはNSXの中でももっともスパルタンな「タイプR」。エアコンを外すなど徹底的な軽量化とサーキット用に締め上げられたサスペンション、そして職人がバランスをとりながら手組みで作り上げるレーシングカーのようなエンジンが特徴で、徹底的にスパルタンな乗り味。「公道も走れるレーシングカー」という位置づけでした。
そしてドライバーは、今は亡きアイルトン・セナです。レース中の事故でこの世から去ってしまいましたが、アグレッシブな走りは日本でも大人気でしたね。
おっ、コーナリング中の足元に注目。「セナ足」をしています。これはアクセルを踏む右足を小刻みに動かすことで、パワーのかけすぎを防ぐと同時に効率よくトラクションを高めるセナの必殺テク。コーナリング中にずっとこんなことをしていいたら、素人ならそれだけで足首が筋肉痛になりそうです。
最後はセナとともにF1ブームを支えた中島悟さんとの2ショットも。このふたりといえば、やはりキャメルイエローのF1マシン「ロータスホンダ99T」。懐かしいですね(この映像が収録された1992年撮は両ドライバーとももう違うマシンに乗っていましたが)。ちなみに収録は1992年の日本グランプリの翌日だそうです。