車のエンタメ
更新日:2018.10.24 / 掲載日:2017.07.21
最速記録! スバル WRX STIが、ワシントン山ヒルクライムアタック
ヒルクライム。
なんと素敵な響きなのでしょうか。
ヒルクライム。それは直訳すると「丘登り」ですが、実際にやっていることは「山登り」。右へ左へと大きく曲がる峠道を全開で登りながら、頂上まで走る競技なのです。
最近は日本でも開催されていますが、(公道外の場合もありますが多くのヒルクライム大会は)公道を使うこともあって日本の場合はタイムアタックをせずにアトラクションとしておこなわれることがほとんど。ところがアメリカは違います。躊躇なく全開でタイムアタックしちゃうんです。
先日、とんでもないニュースが入ってきました。
初開催が1904年と北米で最も古い歴史を誇るモータースポーツイベントといわれている「マウント・ワシントン・ヒルクライム」がおこなわれ、スバル・ラリーチームUSAの「トラビス・パストラーナ」が優勝。今回お届けするのは、その車載映像です。
ワシトントン山はニューハンプシャー州にあって標高1917mm。そこを登る約12キロ強の峠道がタイムアタックの舞台。挑むのはレーシングカーやラリーカーのようにスペシャルチューンされたスバルWRX STIで、パワーは驚きの600馬力。動画を見ると上り坂なのに凄い加速だってことが伝わってきます。
実際の速度はわかりませんが、かなりの勢い。まあコースレコードを叩きだして優勝しているのですから当然です。それにしてもこんな狭い峠道で600馬力を全開にするなんて、どれだけ肝が座っているのでしょうか。
と思ったら、頂上に近づくともっと激しい。
片側は崖。コースから外れたら転落は免れませんね。もし落ちた日には……。
そんな場所を躊躇なく全開でいくなんてクレイジー! 頭のネジが飛んでいるとは、こういうドライバーのことを言うのでしょうね。
大勢の人がコースレコードを祝福。ちなみに破られた記録は2014年に出されたもので、こちらもスバルWRX(ただし旧型)によるアタック。ドライバーも素晴らしいですが、この縮めた時間が先代から現行型への進化なのかもしれませんね。