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更新日:2020.04.16 / 掲載日:2017.01.13
トヨタ、「ヴィッツ」にハイブリッドモデルを追加

トヨタは1月12日、コンパクトカー「ヴィッツ」をマイナーチェンジして発売した。新たにハイブリッドモデルも追加した。今回のマイナーチェンジは、ユーザーから強い要望があったというハイブリッドモデルを追加したのが特徴。また、エクステリアデザインのリニューアルも実施された。そのほかにも、開発チームが、「通常のマイナーチェンジの枠を超えた大幅な改良を実施した」と語るほど、各種変更が多岐にわたっている。例えば、ショックアブソーバーの改良や、ボディ各部の高剛性化による走行性能の向上、加飾をブラックで統一した内装デザインの採用などが挙げられる。
Vitz HYBRID U

マイナーチェンジが施されたコンパクトカー「ヴィッツ」
エクステリアは、フロントバンパー、ロアグリル、ヘッドランプ、フォグランプカバーのデザインを変更。ワイド&ローのスタイリングを強調し、ダイナミックさと低重心感をアピールする。また、Bi-Beam LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付・スモークメッキ加飾)をオプションとして設定。ライン発光のLEDクリアランスランプも採用し、精悍さを強調している。
注目のパワートレインは、エンジン・モーター・インバーターなどの制御を改良した、1.5リッターエンジンのハイブリッドシステムだ。ハイブリッドモデルは、クラストップレベルとなるJC08モードで34.4km/lの燃費を実現。「平成32年度燃費基準+20%」を達成し、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」の認定取得、そして「エコカー減税」の対象にもなっている。

加飾をブラックで統一した内装デザインの採用
インテリアは、加飾箇所をブラックで統一し、洗練されたインテリアに仕上げている。「U」グレード(Sportyパッケージも含む)に茶色系のバレルブラウンを新たに設定。「ハイブリッド Jewela」・「Jewela」(SMART STOPパッケージを含む)に、赤茶色系の「マルサラ」も追加した。

常のマイナーチェンジの枠を超えた大幅な改良が行われた
また、駆動用バッテリーをリヤシート下に配置することで、ガソリン車と同等の居住空間や荷室の広さを確保している。ボディサイズは、全長が60mm拡大して3945mmとする一方、最小回転半径は4.7mとし、取り回しにも配慮している。ホイールデザインを刷新したほか、ボディのカラーバリエーションは、新色の「クリアブルークリスタルシャイン」や「アバンギャルドブロンズメタリック」を含む全17色のラインナップをそろえ、充実させている。

リヤのデザインは、バックドア、バックドアガーニッシュ、リヤコンビネーションランプ、リヤバンパー・リヤワイパーの形状を変更。フロントビューと同様に、ワイド&ローの構えを強調する。ストップランプに6個のLEDを組み込み、印象的なリヤビューを演出するLEDライン発光テールランプをオプションとして設定する。
Vitz Sporty Package

走行性能は、新構造のショックアブソーバーを採用。ボディ各部のスポット溶接増し打ちなどによるボディ剛性の強化、インストルメントパネル周りのブレースの板厚アップにより、優れた操縦安定性と乗り心地の向上を両立させている。安全性能は、従来から設定されている衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」のほか、ヒルスタートアシストコントロールを全車に標準装備とした。また、16インチアルミホイールとエアロパーツを装着した“Sportyパッケージ”も新設。
メーカー希望小売価格は、118万1520円(税込)~223万7760円(税込)