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更新日:2020.04.13 / 掲載日:2016.11.30
スズキ、「ソリオ」にEV走行可能なフルハイブリッドモデル追加
新たにフルハイブリッドモデルが追加された「ソリオ」
スズキは11月29日、小型乗用車「ソリオ」「ソリオバンディット」にEV走行可能なフルハイブリッドモデルを追加し発売した。今回追加されたフルハイブリッドモデルは、2015年にフルモデルチェンジが行われた「ソリオ」シリーズに新開発のハイブリッドシステム搭載車。
コンパクトながら瞬間的に大きな力を発揮する駆動用モーター(MGU)と、軽量コンパクトで伝達効率がよいトランスミッションのオートギヤシフト(AGS)を組み合わせた同社独自のパラレル方式ハイブリッドシステムを採用。変速時にMGUの駆動力で補うことで、スムーズな加速を実現した。さらに低中速での一定速走行時などにはエンジンを停止し、駆動用モーターだけでEV走行を行なうこともできる。バッテリーが満充電されている場合であれば最大約3分、距離にして最大2km程度のEV走行ができるという。
インパネのアッパーガーニッシュをシルバー塗装からブルーメタリック塗装に変更
インテリアでは、インパネのアッパーガーニッシュをシルバー塗装からブルーメタリック塗装に変更。さらにメーター左側にMGUの作動状態を表示するモーターパワーメーターを設置。エンジン回転計とギア段表示機能が追加されたインフォメーションディスプレイや、パワーフローメーターなどが装備された、専用の3眼メーターを搭載している。そのほか、EV走行時やエンジン自動停止中はメーター内の「EV表示灯」が点灯するようになっている。
SOLIO BANDIT
スケルトン部分にブルーメッキを施したフロントグリル
フルハイブリッド仕様は、バッテリー容量とモーター出力を向上させ、EV走行や広範囲でのモーターアシストにより低燃費を実現。さらに、徹底した軽量化などによってソリオ全車の車両重量を1000kg以下に抑え、JC08モード時の燃費はその他の仕様の最高燃費から4.2km/L増となる32.0km/Lを達成している。
「バンディット HYBRID SV」
フルハイブリッド車のエクステリアには、スケルトン部分にブルーメッキを施したフロントグリルや、ブルークリアレンズのリアコンビランプ、専用デザインの「HYBRID」エンブレムを採用。そのほか安全装備として衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」がオプション設定された。カラーラインナップは、ソリオのボディカラーが全8色、バンディットが単色を7色、ルーフ部がブラックになる2トーン仕様が2色用意された。
メーカー希望小売価格は、191万7000円から206万2800円(税込)