アウディ、新型セダン｢A4｣を日本で発売

装備面は、ハイビームの照射範囲を最適制御する｢マトリクスLEDヘッドライト｣、メーターパネルを12.3インチのデジタル液晶ディスプレイで構成する｢アウディバーチャルコックピット｣などをオプションに設定。予防安全装備｢アウディプレセンス｣は、新たにステアリング制御を追加した。

全モデル標準装備の｢アダプティブクルーズコントロール｣は、アクセル＆ブレーキによる追従走行に加え、渋滞時に車線から逸脱しそうになると、ステアリングが自動で操作されて修正する機能トラフィックジャムアシスト｣を追加。標準装備の｢アウディアクティブレーンアシスト｣は、60km/h以上の走行時にドライバーの車線維持操作をサポート。車線を逸脱しそうになると、ステアリングの操作が自動で行われる。

エンジンは、2.0リッター直列4気筒DOHCターボに、駆動方式によって2種類の出力特性を設定。2WDモデル用の｢ライトサイジングエンジン｣は、バルブタイミング制御の改善で低中負荷領域での吸気工程を短縮。11.8：1という過給器付ガソリンエンジンとしては極めて高い圧縮比を実現。新しい燃焼方式によってパワーと燃費の両立に成功している。スペックは、140kW(190ps)を発生しながら、燃費の改善に貢献している。

一方、4WDモデル用のエンジンはハイパワー仕様となり、従来と比較すると30kW(41ps)アップして、185kW(252ps)を発生する。足まわりは、サスペンションの設計が見直しされ、リアサスペンションをトラペゾイダル式からフロントと同じ5リンク式に変更。軽量化したボディとの組み合わせでハンドリングと乗り心地のよさを調和させている。

エアロダイナミクスは、エンジンルーム下側にフラットなカバーを備え、リアスポイラー機能を持たせたトランクリッド後端のデザイン処理などを実行。後輪のリフトを最小限に抑えながら、Cd値はクラス最高となる0.23を達成した。これらの改善により、燃費は従来モデルから最大で33％改善。JC08モード燃費は、2WDモデルで18.4km/l、4WDモデルで15.5km/lとしている。

そのほか、｢アウディサイドアシスト｣、｢アウディプレセンスリヤ｣、｢リヤクロストラフィックアシスト｣、｢エグジットワーニング｣など、これまでの予防安全機能と組み合わせることで、クラス水準を超えた高い安全性を実現する。ハンドル位置は全車右ハンドル仕様となる。

メーカー希望小売価格は、518万円(税込)～624万円(税込)