【ジャガー】XJ、2016年モデルの受注を開始【価格】

　ジャガーのフラッグシップサルーン「XJ」の2016年モデルが発表され、11月4日に受注を開始した。内外装のデザインや装備を変更したほか、ラインナップに「Autobiography Long Wheelbase」と「3.0 Luxury」を追加して６グレード展開とした。トランスミッションは全車8速ATで、右ハンドル仕様のみ。価格帯は977万円（2.0 Luxury／2.0L 直4ターボ）～2016万円（Autobiography Long Wheelbase／5.0L V8スーパーチャージャー）。

　エクステリアは、フロントグリルのデザインをリニューアルし、アルファベットの「J」をふたつ並べたような「ダブルJデザイン」のフルLEDヘッドランプ、「J」をかたどったテールランプを採用した。インテリアは、レザーシートのシートバックと座面をダイヤモンドキルテッドステッチで仕上げ、耐久性を高めるツインニードルステッチを施している。

　インフォテインメント・システムとしては、新開発の8インチタッチスクリーン式「InControl Touch Pro」を搭載。直感的なタッチ操作やホーム画面のカスタマイズができるほか、インストルメントパネルにナビゲーションディスプレイとしても活用できる新たに12.3インチのTFTインストルメント・クラスターを備える。また、リアシートには独立格納式の10.2インチHDディスプレイをオプション設定する。

　安全装備として、滑りやすい路面で低速走行をする際にブレーキとアクセルを自動で調節し、ステアリング操作のみで設定した一定速度（3.6km/hから30km/hの範囲）で走行できる「ASPC（All Surface Progress Control：オールサーフェイス・プログレスコントロール）」、衝突回避・被害軽減ブレーキ、ACCを標準装備。車線逸脱防止機能、縦列駐車および並列駐車時のステアリング操作をアシストする「パークアシスト」をオプションとして用意する。