車のニュース
更新日:2018.10.21 / 掲載日:2015.10.29
スバル、「WRX STI」の特別仕様車「S207」を発売

「スバル WRX STI」をベースとした特別仕様車「S207」
STI(スバルテクニカインターナショナル)は10月28日、「スバル WRX STI」をベースとした特別仕様車「S207」を発売。400台の限定モデルとなる。S207は、Sシリーズ史上最高スペックとなる最高出力328psを発生。エンジンは、EJ20型となる2.0リッター水平対向4気筒DOHCターボエンジンを搭載。トランスミッションは、6速MTが組み合わされる。駆動方式は4WD。
エンジンは、構成部品のバランス取り、専用設計のECUによるエンジン制御、ベース車比で通気抵抗を約50%低減した排気システムを採用。ボールベアリングターボによる効率化や過給圧アップなどを施したという。

エンジンは、EJ20型となる2.0リッター水平対向4気筒DOHCターボエンジンを搭載
フロントサスペンションは、国内メーカー初採用となる専用開発のビルシュタイン製減衰力可変ダンパー「ダンプマチックII」を採用。専用設計のダンロップ「SPORT MAXXRT255/35 R19タイヤ」、「11:1」のギヤ比になるステアリングギヤボックス、「STI製のフレキシブルタワーバー」、「フレキシブル ドロースティフナー」などを採用。ブレーキは、ブレンボのモノブロック対向ブレーキキャリパー、ドリルドローターの組み合わせ。ブレーキパッド面をフレッシュな状態に保ち、フェード現象を抑制しつつ高い制動力を誇る。

セミアニリンレザーを表皮に採用したS207専用設計の「レカロ バケットタイプフロントシート」を採用

「STI製専用大型フロントアンダースポイラー」などを採用
エクステリアは、「STI製専用大型フロントアンダースポイラー」、「リアバンパーエアアウトレット」を採用。インテリアは、セミアニリンレザーを表皮に採用したS207専用設計の「レカロ バケットタイプフロントシート」を採用。バックレストのフォルムを最適化するなどにより、ホールド性を追及した。遮音用中間膜を挟み込んだフロントウィンドスクリーンの採用や吸音材・防振材などを追加して、静粛性や快適性などを向上させた。
S207 NBR CHALLENGE PACKAGE

「NBR CHALLENGE PACKAGE YELLOW EDITION」は専用色として「サンライズイエロー」を採用

100台の限定となる「NBR CHALLENGE PACKAGE YELLOW EDITION」
S207の「NBR CHALLENGE PACKAGE」は、生産台数400台のうちの200台の限定モデル。STIが参戦しているニュルブルクリンク24時間レースをイメージさせるモデルという位置づけ。専用ドライカーボン製リアスポイラー、2015年の同レースクラス優勝記念オーナメントを装備。100台の限定となる「NBR CHALLENGE PACKAGE YELLOW EDITION」は専用色として「サンライズイエロー」を採用した。ボディーカラーは、「WRブルー・パール」「クリスタルホワイト・パール」「クリスタルブラック・シリカ」の3色。NBR CHALLENGE PACKAGE YELLOW EDITIONは、2015年11月30日までの受注。それ以外のモデルの受注期間は、2016年3月6日までとなる。
メーカー希望小売価格は、標準仕様が599万4000円(税込)、「NBR CHALLENGE PACKAGE」が631万8000円(税込)、「NBR CHALLENGE PACKAGE YELLOWEDITION」が637万2000円(税込)