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更新日:2018.11.16 / 掲載日:2017.02.21
フェラーリ、「812 スーパーファスト」発表
フェラーリは、「812 スーパーファスト」を3月7日より開催されるジュネーヴモーターショーで公開する。今回世界初公開される「812 スーパーファスト」は、同社史上最もパワフルかつ最速を誇る最新世代高性能12気筒モデルで、「F12 ベルリネッタ」の後継として同社のフラグシップモデルとなる。
フェラーリ史上最もパワフルで最強なエンジンを搭載する
機能面では、スポーツ仕様のEPS(電動パワーステアリング)を採用するとともに、このEPSをすべての車体電子制御システムと統合することで、パワフルなパフォーマンスのハンドリングを容易に。加えて、フェラーリ初の電動アシスト式ステアリングを採用。これを車両の挙動を電子制御するサイドスリップ・アングル・コントロール(SSC)の最新バージョン5.0と統合させて、より高いレベルの制御の実現を目指す。
「812 スーパーファスト」
エクステリアデザインはフェラーリ社内のスタイリングセンターが手掛けており、シルエットは「F12 ベルリネッタ」の良さを受け継ぎつつ現代的なアレンジを加えた。フロント部にはアクティブフラップ、側面の後方にはダウンフォースを生み出すエアロダイナミックバイパスなどが設けられている。また、フェラーリの70周年を記念し70周年記念レッドを意味する特別なボディーカラー「ロッソ・セッタンタ」でお披露目となる。
「F12 ベルリネッタ」の後継モデルとなるスーパーカー
パワートレーンには。350バールの噴射圧を実現した直噴の燃料噴射システムや可変インテークシステムなどが採用され、フェラーリが“プロダクション・エンジン史上最強”を謳う新開発のV型12気筒6.5リッターエンジンを搭載。最高出力は588kW(800CV)/8000rpmを発揮、最大トルクは718Nm/7000rpmで、その80%以上を3500rpmから発生させることで低回転域での運転しやすさとピックアップを向上させたという。0-100km/h加速は、「F12 ベルリネッタ」の3.1秒より0.2秒短縮され、「F12 TdF」と同等の2.9秒に。最高速度は両車と同じく340km/h以上と発表されている。