車種別・最新情報
更新日:2018.11.27 / 掲載日:2015.03.06
ホンダ ジェイド 新車紹介
ホンダ ジェイド 新車紹介
紹介
【ニューモデル】
発表/2015年2月13日
ホンダ・お客様相談センター
0120-112010
文●森野恭行 写真●編集部
■スポーティなドライブフィールの3列6シーターミニバン
わかりやすい説明をすればストリームの後継モデルだが、「ジェイド」の新車名を与えたのは、コンセプトから大きく変更したから。立体式駐車場対応の低全高にプラスして、セダンそのもののドラポジやリムジンのようにくつろげる2列目シートという魅力を盛り込み、これまでにない多用途車に仕上げた。キャッチフレーズは「都市型3列」。
■ドライビング/ユーティリティ
Report 森野 恭行
情報通は、ジェイドがすでに中国市場で販売され、人気を得ていることを知っているはず。しかし、国内生産モデルは中国版とは似て非なるもの。最大の違いはパワートレーンで、1.8L+CVTの中国版とは違って、国内版はヴェゼルと共通のスポーツハイブリッドi-DCDメカを採用する。高性能な直噴1.5Lの採用により、25.0(Xは24.2)km/LのJC08モード燃費値と、システム出力152馬力の高性能を両立させた。
またシート配列も、中国版には2列仕様が存在するが、国内版は2列目にVスライド機構を採用する6人乗りのみの設定となる。インテリアはモダンかつ上質な仕上がりで、最大のライバルと目されるプリウスシリーズのプリウスαと比べても新鮮みを感じる。アイボリー内装の華やかさが印象的だ。
そして走り。同じ「ハイブリッド+3列」でも、ジェイドのキャラクターはプリウスαよりも明確にスポーティ。スタイルにもそれは表れているが、低重心フォルムとリヤのダブルウィッシュボーン式サス、そして凝ったデュアルピニオン式の電動パワステがもたらす、スポーティなハンドリングや上質な走り味も自慢というから楽しみだ。で、もうひとつの注目は、自動ブレーキを核とするホンダ最新の安全メカである「ホンダセンシング」の設定(Xは標準)。安全面も充実している。
■インテリア/エクステリア写真[1]
デジタルメーターを上方に配置したインパネ。低いボンネットやベルトラインとの組み合わせにより、80年代のホンダ車を思い出させる開放感を生み出す。質感のレベルも高い。
シート配置は2・2・2の6人掛け。ユニークなVスライドを採用した2列目が自慢で、リムジンさながらのゆったり空間を備える。3列目にも大人が座れるスペースを確保する。
■インテリア/エクステリア写真[2]
直噴1.5Lを採用する、ヴェゼルで好評のi-DCDメカを搭載。JC08モードで25.0km/Lを達成した。
駆動用バッテリーをセンターコンソール部に収めることで、広く、使い勝手のいい荷室を実現。3列目の格納操作もイージーなもの。
全高1530mm、全幅1775mmのボディは、立体式駐車場対応を考えたパッケージ。全高1575mmのプリウスαとの大きな違いを、そこに見出せる。スポーティで未来的なスタイルも魅力的だ。
ホンダ ジェイド ハイブリッド X(CVT)
全長×全幅×全高 | 4650×1775×1530mm |
---|---|
ホイールベース | 2760mm |
トレッド前/後 | 1535/1530mm |
車両重量 | 1510kg |
エンジン | 直4DOHC+モーター |
総排気量 | 1496cc |
エンジン最高出力 | 131ps/6600rpm |
エンジン最大トルク | 15.8kg m/4600rpm |
モーター最高出力 | 29.5ps |
モーター最大トルク | 16.3kg m |
JC08モード燃費 | 24.2km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | ダブルウィッシュボーン |
ブレーキ前後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 215/50R17 |