車のエンタメ
更新日:2017.03.21 / 掲載日:2017.03.21
ジウジアーロが設立した名門イタルデザインが描く空飛ぶクルマ
小学校の頃読んだ本、そして映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」によると「21世紀の未来」にはクルマが浮いて道を走ることになっていました。しかし、21世紀に入ってもう17年もたつのにそうなる気配はまったくありません。この先、少なくとも30年くらいはクルマが飛ぶことはないような気がしていますが……。
でも、みんなが未来を想像できない大人になってしまったわけではありません。ちゃーんと空飛ぶクルマを研究・開発している会社もあるんです! 今回ご紹介するのもそのひとつなんですが、プロジェクトを立ち上げた会社が凄い。なんと「エアバス」と「イタルデザイン」なのです。
「エアバス」といえばボーイングと並ぶ世界二大航空機メーカーのひとつ。そしてイタルデザインといえば、ロータス・エスプリやデロリアン、アルシオーネSVXなど名車のデザインでもおなじみのデザインスタジオです。おやおや、なんという強力なタッグ。これは注目するなっていうほうが無理に決まっているじゃないですか。
実はエアバスは今年のはじめに「2017年内に空を飛ぶ自動車の試験飛行をおこなう計画がある」とCEOが発言して注目されていました。それを一段と具体化したのが今回のプランだと思われます。
スイスで先日行われたジュネーブショー(ジュネーブモーターショー)では、実車(実機?)も展示されていたんですよ。まあ本当に飛ぶわけではなくモックアップ(模型)ですが。
ただ、空飛ぶクルマとはいってもよーく見るとクルマが空を飛ぶわけではないんですよね。クルマのキャビン部だけがシャシーから外れ、ドローンに吊り下げられて移動するという感じ。車として走る時はEV。空中は自動操縦になるようです。