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展示場で目当てのクルマの前に立ったらキミは五感のすべてをフルに働かせて実車をチェックしなければならない。
営業マンの話す内容はもちろんのこと、ボディの傷やへこみ、サビ、エンジンルームの劣化部、室内の汚れ、臭い、スイッチ類の動き、異音がないかなどなど。目に見えるところやプライスボードのデータだけで判断するのは中古車選びでは通用しない。
重要なのは、そのクルマの持つ雰囲気。とても抽象的に聞こえるかもしれないが、プロでも見落とす補修技術が確立している今、そのあら探しをしても無駄。その点、クルマから感じる印象は、意外にそのクルマを的確に表す場合がある。
そしてその印象は所有した後々まで影響するもの。第一印象も重要なのだ。
当然、薦めてくれる営業マンが、ただ売りつけることに熱心なだけでなく、それぞれのお客さんに合わせた様々な提案ができるようなタイプの人なら、そのクルマの信頼度は高い。
いざ、契約、という直前ならかなりの確率で試乗もOKとなるだろう。乗ってみて調子が俄然悪いようならお互い諦めもつく。この試乗では、さらに五感を働かせて臨みたい。
また、クルマのことはまったく?というような人は、友人や家族など少しでもクルマに詳しい人に同行してもらおう。これ、オーソドックスだけど確実な方法なのだ。
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A.プライスボードの見方 |
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プライスボードは各店舗によってスタイルが異なる。下の例のようなものは完璧に近く、販売価格だけのものも見受けられる。しかし、これらの項目は、営業マンに聞けばほとんど確認できるわけで、購入する側としては知っておきたい必須項目とも言えるのだ。 |
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A: 車検証に記載されている車名(トヨタなど)とヘッドネーム(クラウンなど)が表示される。
B: 検査証にある型式を記入する。
C: 販売価格は店頭渡し現金販売価格を記入。この価格には保険料、税金、登録などに必要な費用は含まれない。
D: 登録車は初度登録年月、軽自動車は初度検査年を記入する。
E: 有効期限の年月日を記入する。
F: 計器の示すkm数を表示。疑義の場合は「?」、推定の場合は推定km数、根拠がない場合は「不明」と記入。
計器を取り替えた場合は取り替え前・後のkm数を記入。
G: 前使用者の定期点検整備記録簿(2年以内)が車両にある場合は「有」、その他の場合は「無」と記入。
H: 修復歴の定義に該当する車台の部位に修復歴がある場合は「有」、その他の場合は「無」と記入。
I: 納車時までに整備をして販売をする場合、価格に整備費用を含めて表示するときは「含まれています」と記入。
整備雇用を含まないときは「含まれていません」と表示し、整備費用の額を記入する。
J: 自家用、営業用、レンタカーの区分を記入。自動車教習所などで使用したクルマはその他に記入する。
K: 販売形態が「保証付き販売」(6ヶ月定期点検整備以上の整備が必要)の場合○で囲む。期間またはkm数で記入する。
L: 販売形態が「保証なし販売」の場合は○で囲み、「整備渡し」「現金渡し」のいずれか該当するほうを○で囲む。
M: 「保証なし(整備渡し)販売」の場合、「整備の内容」を記入する。
N: 保険料、税金(含む消費税)、登録等諸費用は含まない旨を表示する。
O: 排気量(cc表示)、ボディタイプ、グレードなどを表示。
P: 輸入車の場合のみ製造国名を表示。 |
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B.中古車チェックの勘所 |
1 フロントクロスメンバー
2 ラジエターコアサポート交換
3 フロントインサイドパネル
4 フレームa
5 ダッシュパネル
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6 ピラー
7 ルームフロアパネル
8 トランクフロアパネル
9 ルーフパネル
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■中古車チェックポイントを見る |
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