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まずはお店選び。これには2通りがある。事前に欲しいクルマがあるのを確認してから行くパターンと、フラリと覗きながら行くパターンだ。いずれのパターンにしても、購入する時は、あんまり遠いお店はどうかな?と思う。この先、そのお店とまったく付き合う気はないというなら構わないと思うが、トラブッた時や車検も見てもらおうと考えているなら、できるだけ近いお店で購入したい。
仮に近所のお店の方が10万円高かったとしても、その都度、交通費を払って往復することを考えたら…。安心感をお金で買う、というのも大事。
ディーラー系に専業店…、といろいろなお店があるけれど、どこで購入するかはさておき、何軒かは必ず回ってみることをオススメしたい。いいクルマがあるかどうかというよりも、お店&お店の人の対応の違いを実際に肌身で感じるためだ。
上級者ともなれば、お店の人の説明を受けなくても、自分でコンディションもチェックできるし、価格相応かも判断できる。
しかし、初心者はそうはいかない。事故車かどうかぐらいは…、と思うかもしれないが、今の修理技術は驚くほどに進化していて、プロでさえ見極めるのは難しいと言われている。それを初心者ができるわけはない。結局、お店の人を信頼するかどうかにかかってくる。
設定価格が高くても、それにはそれなりの理由があるはずだし、税金のことや2年後にくる車検のことなど、初心者には分かりにくいことを丁寧にきっちりと説明してくれるアドバイザーのような営業マンがいるお店であれば、その後のカーライフはバラ色だ。
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A.お店は3つの形態があり |
大まかに分ければ、中古車店の形態は3つに分けられる。メーカー系のディーラー、中古車専業店、専業店のなかでも販売車種構成を特化して専門店。大型店やディスカウント店、近所の小さなお店、外車専門などなど細かく分けることもできるが、大枠はこの3つ。
それぞれの特徴は、ディーラーはそのメーカーの車種が充実していて保障面で信頼できる。専業店は車種構成が豊富で価格面で自由度が大きい。専門店はディープなマニアもフォローできる深いウンチクを持ったスタッフが対応し、購入時の満足度が高い、といったところ。
良い面を列記したが、それぞれデメリットも無いわけではなく、あまりお店の形態にとらわれず、クルマ本体とお店&スタッフの対応を優先させてクルマ選びに臨みたい。
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B.お店選び&人選び |
どれくらい親身に相談に乗ってくれるか、後々も面倒見てくれるのか?これが結局いい買い物をできるかどうかの分かれ目ではないだろうか。もちろん、クルマ本体がいいものである、値引きに応じてくれる、ローンの金利が安い、保証がしっかりしているなど条件が揃っているところがいいに決まっているが、「次もこの人から買いたい」と思わせる営業マンと出会ったら、最終的には多少の価格差や条件の優劣を超えることになるはずだ。
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C.セールストーク |
近頃は「うるさくまとわりつかない」を営業方針にしている中古車店が増えてきている。じっくり探せるのはうれしい。しかし、ざっと見回しただけで購入するほど簡単な買い物ではない。値引きだってしてもらいたい。で、中古車店では心を鬼にして、営業マンのセールスは一応聞くにしても主導権はこちら。自分の購入条件ははっきり主張。分からないことは必ず確認。その話についてきてくれない営業マンとは縁がなかったものと思って、どんなに魅力的なクルマでも諦めるくらいの心意気で商談を!
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■One Point Check−公取協とJUについて− |
店選びのポイントのひとつに、公取協と中販連に加盟しているかということが挙げられる。公取協は社団法人自動車公正取引協議会、中販連は社団法人日本中古自動車販売協会連合会の略。ここに加盟していれば、仮にトラブルが生じた場合でも相談に応じてくれる。購入時は後悔しないように、しっかりと現車を確認した上で見積書と保証内容をチェックしよう。
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中古車売買に関するトラブルは…
(社)自動車公正取引協議会 消費者関連室
TEL 03-5511-2111 |
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