【@Goo】日産 ブルーバードシルフィ 華やかさをまとったミディアム・サルーン!![]() ●スズキMRワゴン(MR WAGON)は、2001年12月の発売以来、「斬新で個性的なデザイン」や「こだわりの空間」を採り入れ、時代のニーズに合わせた新たな価値観を提案してきた軽ワゴン。今回のフルモデルチェンジによる3代目は、低燃費、広々空間、個性あふれるデザインで新しい価値と魅力を兼ね備えた新感覚軽ワゴンをコンセプトに開発された。 ※価格は1月24日時点のものです。
![]() ●写真は1983年に登場した7代目ブルーバード(U11型)。好評だった先代モデル(910型)のスタイルイメージを引き継ぎ、駆動方式はブルーバードとしては初となるFF方式を採用した。上記「セーフティ ドライブ・アドバイザー」以外にも、パワステのアシスト力を切り替えることができる「電子制御3ウェイパワーステアリング」という世界初の技術を導入していた。現在はシルフィにモデルを引き継いでおり、「ブルーバード」としては2001年式が最終モデルとなる。
肉食系の若者たちが運転の疲れを根性と性欲で克服した時代も、今は昔───。 クルマはモノ。人間は動物。パンダは白黒。というわけで今週から始まる新連載は、クルマにまつわるさまざまなアイテムについて語るエッセイ「クルマMONOがたり」です! 記念すべき第1回登場のクルマモノは、現在でもクルマ装備界の“歴史的名作”と言われる、日産ブルーバードの「セーフティ ドライブ・アドバイザー」です。 時は1983年。当時の日本は、第二次オイルショックからも軽く立ち直り、ジャパン・アズ・ナンバー1のひとり勝ち状態で、世界中からバッシングを受けていました。今の中国みたいなもんですね。 自動車業界もイケイケで、やたらと“世界初”にこだわっていました。「世界初、○○搭載!」と聞くだけで、われわれ庶民も「あぁ日本は世界をリードしてるんだ。ジャパン・アズ・ナンバー1なんだ」と今の中国人のようなゴーマンなる陶酔感に浸っていたものです。 そんな中、7代目ブルーバードに搭載されたのがこの装備。これも世界初でしたが、これには陶酔じゃなく爆笑したものです。 だって、2時間くらい走ると、「そろそろ休憩しましょうね!」ってことで、ブザーが鳴ってコーヒーカップが光るんですよ!? マヌケすぎるだろそれ! いやね、さすがにそれだけじゃなくて、操舵パターンから「コイツ、疲れてるな〜」ってマイコン(!)が判断すれば、2時間以内でも光るけど、そんなもん自分で分かるし余計なお世話! だいたいちょっと疲れたくらいで休憩なんざできるか!! なにせ、あの頃は今と違ってヤングが肉食な時代です。野郎どもは女子に「すご〜い!」などと言われたくて18時間くらいブッ続けで運転してた時代ですから、「なにジジ臭いこと言ってんねん! たった2時間ぽっちで休憩なんざしてられっか!」と、真剣に怒ったものでした。しかもこのマーク、参考書の「コーヒーブレイク」みたいでマヌケ過ぎ!! しかし、あれから27年……。なんと天下のメルセデス・ベンツが、新型Eクラスに、これを発展させたシステムを搭載したのです!しかもマークは、やっぱりコーヒーカップ!? ……負けた。オレは27年前のブルーバードに負けたのです。今では、この「セーフティ・ドライブ・アドバイザー」の先見の明に、ひたすら恥じ入るばかりです。 【清水草一】
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