ステップワゴンの第一印象を語る
ライオンバス的な形の今後に期待!
ステップワゴンの現行モデルが発表された時、私は「ライオンバスだ……」と思った。
ライオンバスとは、サファリパークの園内を巡回するために、フロント部にライオンの顔を取り付けたバスのこと。ステップワゴンは、箱形ミニバンのフロントに、ライオンではないが何かの動物の顔(キツネ系?)を描いてある。よって「ライオンバス」を連想したのである。
私が実際に富士サファリパークでライオンバスに乗ったのは、かなり最近になってのことだ。それまでもサファリパークに行ったことはあったが、クルマ好きなので、当然自家用車で行ったし、園内も自家用車で巡ったため、ライオンバスには乗らず、あまり詳しく観察していなかったのだ。

初めて乗ったライオンバスは、予想を超えてはるかにリアルで、おどろおどろしいほどライオンを模していた。いや、正確にはライオンバスではなく「ジャングルバス」という名称だった。ジャングルバスだけあって、ライオンだけでなく、カババス、サイバス、オオカミバス、トラバスなどなど、種類も驚くほど多彩だったのである! そのどれもが実に立体的で迫力満点。塗装もリアルで、思わず後ずさりしてしまう怖さがあった。
「これはすごい!」
この手法は、いずれ市販車にも取り入れられるのではないか。次期ステップワゴンは、平面顔ではなく立体顔になるかもしれない!
いち早く立体顔を実現した光岡オロチは、販売が低迷しているものの、いつかステップワゴンが立体のキツネ顔になる日も来るだろう。