新型車比較・ライバル車対決
更新日:2024.03.02 / 掲載日:2024.03.02
「MINI 3ドア」10年ぶりの全面改良!何が変わった?変化の3ポイント
日本国内に流通する輸入車において高い人気を誇るMINI。その中でも定番と言われる3ドアが約10年ぶりに全面改良され、第4世代を迎えました。
一見すると丸目のヘッドライト、八角形のフロントグリルといった特徴的なデザインは変わっていない様子。ですが、実は大変身といっても過言ではない程に大きく進化を遂げているのです!
今回はそんなMINI 3ドアの変化のポイントを、3つの視点から紹介します!
【その1】日本初!「電気自動車のMINI」が誕生!
第4世代MINI 3ドアの最大のトピックは何と言っても電気自動車「クーパーE / クーパーSE」の導入。海外では2023年ごろから導入が始まっていましたが、日本国内ではこのモデルが初めてです。
クーパーEは前輪に最高出力135kW、最大トルク290Nmを発揮する電気モーターを搭載。そして40.7kWhのリチウムイオン電池を搭載し、一充電での走行可能距離は305kmという性能を持っています。
また、クーパーSEは電気モーターが最高出力160kW、最大トルク330Nmと強化され、リチウムイオン電池も54.2kWhに容量アップ。一充電走行可能距離も402kmとなっています。
この電気自動車モデル導入により、今回のラインナップから外れてしまったのがディーゼルモデル。今後ラインナップに加わる可能性もありますが、大きな変化点と言えるでしょう。
【その2】よりシンプルになったエクステリア
2つ目の大きな変化は外観。新旧それぞれの写真を見比べてみるとよく分かりますが、ボンネットスクープ(空気の取り入れ口)、サイドスカットル、ホイールアーチの加飾が新モデルでは廃止に。ドアハンドルも凹凸のないフラッシュタイプになっています。このほかにもアンテナがロッド(棒)タイプからフィン(ひれ)タイプに変更されました。
これらの変更は電気自動車の導入による影響が大きく、例えばボンネットスクープは動力部に空気を送り込む必要がなくなったために廃止されたようです。このほかのデザインについても、パワートレインの違いや航続距離に影響するエアロダイナミクスを考慮した結果、細部の調整として廃止されたり別デザインになっていたりすると考えられます。
なお、ガソリン車のクーパーC/Sについては電気自動車との差別化を図るため、ドアハンドルやアンテナの形、ホイールアーチの加飾などは従来のデザインを継承しています。
【その3】デジタル化でインテリアがシンプルに!
3番目の変化はインテリア。こちらもエクステリア同様にシンプル化が進み、ついに運転席正面のメーターパネルが廃止されました。
その代わりを務めるのは、ヘッドアップディスプレイと大型の円形センターディスプレイの、2つの画面。運転中に必要な情報はこれらのディスプレイに表示されます。
従来モデルにあったエアコンのスイッチや各種設定のスイッチも、すべてセンターディスプレイに集約。その結果、シフトレバーも指先で操作できるスイッチ式になってセンターディスプレイ下に配置され、センターコンソールがクリアになりました。
レトロなスイッチをポチポチと操作するアナログな要素に“MINIらしさ”を感じていたユーザーにとっては、物寂しさを感じる変化かも。しかし実際に触れてみると、スムーズな操作感のトリコになるかもしれません。
中古車市場にも変動があるかも!?
人気のMINIがフルモデルチェンジした事で、ぜひともチェックしておきたいのが中古車市場。特に今回は電気自動車の導入という大きな変化を迎えただけに、タマ数や相場などにも影響する可能性が考えられます。
機能やデザインを踏まえた上で、旧モデルを購入するという選択肢は大いにアリ!ぜひグーネットを活用し、あなたの条件にピッタリ合う一台をお探しください!
MINI 3ドア 中古車情報
登録台数:1,561台
中古車平均価格:110.2万円
中古車価格帯:19.6万円~515.0万円
(中古車情報は2024年2月現在)
【あわせて読みたい】