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更新日:2021.09.17 / 掲載日:2021.09.17
中型バス「日野メルファ」改良して新発売
「日野メルファ」車両外観イメージ
日野自動車株式会社は、中型バス「日野メルファ」を改良し、安全装備を大幅に拡充して10月1日に発売すると発表した。
安全装備を標準装備し安全運転をサポート
今回の改良では、PCS※、VSC※、ドライバー異常時対応システム(EDSS)といった安全装備を標準装備し、万が一の事故防止に貢献。また、車両稼働情報をベースにビジネスを支援するICTサービス「HINO CONNECT」に対応する。
※PCS、VSCはトヨタ自動車株式会社の登録商標です。
【主な特長】
■PCS (プリクラッシュセーフティシステム)
走行中、ミリ波レーダー+画像センサーにより、車両、歩行者、自転車運転者を検知。万一衝突の可能性がある場合に、警報ブザーとディスプレイ表示で警告を発し、ブレーキを踏まない場合には減速して衝突回避の支援を行うシステム。
■VSC(車両安定制御システム)
カーブでの車線からのはみ出し(ドリフトアウト)や横転、滑りやすい路面でのスリップやスピンなどの抑制に寄与するため、警報音、エンジン出力制御、ブレーキングにより、ドライバーの危険回避操作をサポート。
■車線逸脱警報
走行車線からの逸脱を画像センサーがとらえ、警報によってドライバーに注意を喚起。接触事故などの未然防止に貢献する。
■ドライバー異常時対応システム(EDSS)
車両走行中、ドライバーに急病などの異常が発生した際、運転席もしくは車内の非常ブレーキスイッチを押すことで徐々に減速し車両を停止させるシステム。ドライバーまたは乗務員がドライバー席スイッチを押すか、もしくは乗客が客席上部に設置された客席スイッチを押すことで、車両が制動を開始。徐々に速度を落とすと同時に、車内では非常ブザーが鳴り客席スイッチ内蔵ランプが点滅するなど、乗客に伝達。一方、周囲にはホーンを鳴らし、ストップランプとハザードランプを点滅させ異常を知らせる。
■オートヘッドランプ
周囲が暗くなると自動的に点灯し、夜間の視認性を向上させるとともに、夕方時のヘッドランプ点け忘れによる事故防止に貢献する。
■ICTサービス「HINO CONNECT」
通信端末を標準搭載し、車両稼働情報をベースにビジネスを支援する「HINO CONNECT」に対応。車両1台1台を最適な状態に保つためのサービスを提供する。
東京地区希望小売価格(代表車型)
車名・型式 | エンジン・トランスミッション | 乗車定員 | 価格(消費税込み) |
日野メルファ ロイヤルサルーン 2DG-RR2AJDA (写真掲載) | A05C-TH<A5-8> 162kW(220PS) 6速AMT (ProShift6)35人 | 35人 | 23,127,500円 |
日野メルファ デラックス 2DG-RR2AJDA | 45人 | 18,458,000円 |