車のニュース
更新日:2021.08.30 / 掲載日:2021.08.30
新型「三菱ミラージュG4」をフィリピンで発売 5人乗りコンパクトセダン デザイン一新
三菱自動車工業株式会社は、フィリピンで現地生産しているコンパクトセダン『ミラージュG4』*のデザインを一新し、8月28日に同国で発売したと発表した。
*一部の国・地域では『アトラージュ』として販売
ミラージュの派生車「ミラージュG4」 2022年モデルで現地生産を強化
『ミラージュG4』
『ミラージュG4』はコンパクトハッチバック『ミラージュ』の派生車として2013年に発売した、1.2Lエンジンを搭載する4ドア5人乗りのコンパクトセダン。
今回の大幅改良ではデザインを一新し、三菱自動車のフロントデザインコンセプトであるダイナミックシールドを採用したシャープでダイナミックなエクステリアを実現。インテリアには7インチスマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)を採用し、利便性が高められた。
大人5人が快適に過ごせる広々とした室内空間と、広いトランクルームも備える。新型三菱ミラージュG4に搭載される安全装備は、RISE(Reinforced Impact Safety Evolution)ボディ、デュアルSRSエアバッグ、自動消灯式ヘッドライトなど。
現地価格は769,000 フィリピン・ペソ~899,000 フィリピン・ペソ(日本円でおよそ169万円~198万円)。カラーバリエーションはレッドメタリック、チタングレーメタリック、クールシルバーメタリック、ホワイトソリッドの4色展開となる(一部は事前注文のみの限定色)。
『ミラージュG4』 フィリピンでの累計販売台数はおよそ9万2千台
『ミラージュG4』の世界累計販売台数は2021年7月末までに約37万台、フィリピンでの累計販売台数はタイからの輸入と現地生産モデルを合わせて約9万2千台に達する。フィリピンにおいては、同国政府の自動車産業育成政策「CARS Program」の支援を受けた初めての案件として、生産・販売会社であるミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(以下、MMPC)の車両生産工場で2017年より生産している。
加藤隆雄社長は、「今回の『ミラージュG4』は、これまでの使い勝手の良さを保ちながら、より安定感のある、アグレッシブで力強い外観としています。また、これまで『ミラージュG4』はサンタローザ市におけるMMPCの工場と、自動車部品サプライヤーを通じて雇用機会を生み出し、フィリピン経済にも貢献してきました。2022年モデルの投入によって現地生産を強化し、フィリピン市場にさらにコミットしていきます」と語った。
三菱 ミラージュ
コンパクトカーに求められる普遍的価値である「低燃費」、「低価格」、「コンパクト(扱いやすさ)」をキーワードとし、「先進国における環境対応車」と「新興国におけるエントリーカー」というニーズを両立させたグローバルコンパクトカー「ミラージュ」。ラインアップは、フルオートエアコンなど充実装備の「M」、上級装備のグレード「G」を設定。エンジンは、動力性能と燃費性能に優れる1.2L MIVECエンジンを搭載。三菱自動車のフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用することでシャープかつ力強いデザインとなっている。またリヤはLEDコンビネーションランプと縦型に配したリフレクターによりワイド感と安定感を演出。インテリアは、パワーウインドウスイッチパネルと、新デザインのメーターパネルをスポーティなカーボン調を採用。また、フロントドアのアームレストを肌触りの良いファブリックとすることで上質感を演出。スポーティな印象の幾何学柄にアクセントカラーを加えたシート生地を採用し、アクティブで遊び心のあるデザインとした。
さらに、予防安全装備として、衝突被害軽減ブレーキシステム「FCM」に、歩行者検知機能を追加すると共に、前方車両に対する作動速度を、約5~30km/hから約5~80km/hに拡大することで安全性を向上。また、車線逸脱警報システム「LDW」、オートマチックハイビーム「AHB」を標準装備。ボディカラーは、2トーンの「ホワイトダイヤモンド/ブラックマイカ」と、モノトーンの「ブラックマイカ」を含む全5色を用意。