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更新日:2021.04.09 / 掲載日:2021.04.09

BMW Mハイ・パフォーマンス・モデル「BMW M5 CS」を発表

BMW M5 CS

BMW M5 CS

ビー・エム・ダブリューは4月9日、Mハイ・パフォーマンス・モデルBMW M5をベースに、現行モデル・ラインアップにおいて最もパワフルなエンジンを搭載し、軽量化を追求した「BMW M5 CS(エムファイブ・シーエス)」を、2021年4月12日午前11時より、BMWオンライン・ストア(https://online-store.bmw.co.jp/)において、5台限定で販売を行なうと発表した。納車は、2021年秋頃を予定している。

M5最強のコンペティション・モデル

BMW M社が開発する高性能マシンMモデルには、2つのカテゴリーがある。1つはサーキットでの走行を可能としたMハイ・パフォーマンス・モデル、もう1つはサーキットで培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めたMパフォーマンス・モデルである。今回発表の同モデルはMハイ・パフォーマンス・モデルに位置付けられる。

 同モデルは、ベース・モデルとなるBMW M5 コンペティションにBMW M社によるレーシング・フィールドの興奮を日常に演出する”CS”専用チューン&スタイリングを採用した限定1100台の世界限定車。サーキットでライバルを圧倒しながらも日常使いをも可能とするBMW M ”CS”コンセプトにおいて、M5 CSは4シーター&公道走行可能な認可モデルとしてM5最強のコンペティション・モデルとなる。

BMW Mラインアップで最もパワフルなエンジンと軽量設計への徹底的なこだわり

BMW M5 CS エンジンルーム

BMW M5 CS エンジンルーム

同モデルには、BMW M5 コンペティションの最高出力を10PS(7kW)上回る、635PS(467kW)を発生するBMW Mの歴史の中で最もパワフルな4.4リッターV型8気筒BMWツインパワー・ターボ・エンジンを搭載。モータースポーツに由来する高回転特性を備え、堂々とした力強さと最高のパワーを発揮し、際立つ性能数値を叩き出している。

 ドライブロジック付き8速Mステップトロニック・トランスミッションを装備し、0-100km/hをBMW M5 コンペティションよりも0.3秒速い、僅か3.0秒(NEDCモード)での加速を実現した。

最高の俊敏性

車両重量はBMW M5 コンペティションに比べ約70kgの軽量化(欧州仕様値)に成功。専用のシャシー・チューニング、アクティブMディファレンシャルを一括してインテリジェントに制御するM xDriveシステムの採用により、サーキットにおける並外れた性能を発揮する。

 M xDriveシステムは、後輪駆動を重視した基本設定の可変式4輪駆動モード(4WD)から、純粋な後輪駆動設定(2WD)へと、DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)の介入なしにクルマのハンドリング特性の段階的な変更を可能にしている。これにより、高性能セダンの日常での実用性を一切損なうことなく、卓越したハンドリング、ダイナミクス、ドライビング・プレジャーが、ドライバーに提供される。

 同モデルのシャシーはBMW M5 コンペティションのものをベースとし、7mm低い車高と、BMW M8グラン クーペ用に開発されたショック・アブソーバーを装備。このダンパーは、特に高速道路走行時の乗り心地を高めることに加え、ホイール荷重の変動を抑えて、限界域でのハンドリングを大きく向上。その結果、日常使用での直観的な運転のしやすさが維持されたまま、サーキットでの過酷な走行においても、よりいっそう正確な応答性が得られている。

制動力の高いMカーボン・セラミック・ブレーキを標準装備

BMW M5 CS

BMW M5 CS

ブレーキはMカーボン・セラミック・ブレーキを標準装備。フロントの6ピストン固定キャリパー・ユニットと、リヤのシングル・ピストン・フローティング・キャリパーには、Mロゴがあしらわれている。このブレーキは、BMW M5 コンペティションに標準装備のMコンパウンド・ブレーキよりも約23kg軽量で、バネ下重量と回転質量をさらに削減することが可能となり、ドライビング・ダイナミクスとサスペンション快適性が向上。制動力、耐フェード性、熱安定性が高く、耐摩耗性能にも優れている。

アグレッシブさ際立つデザイン・エレメントが人々を魅了

エクステリアは、ゴールド・ブロンズのエクスクルーシブなアクセントと、炭素繊維強化樹脂(CFRP)製のボディ・エレメントが特徴的。BMWキドニー・グリルはゴールド・ブロンズで仕上げられ、グリル内の「M5 CS」バッジ、フロント・フェンダーのMギル、ドア・シル・プレートには照明付きの「M5 CS」バッジが備わる。

 エンジン・フードは全体がCFRP製で、エア・ベントはカーボン・ファイバー模様の仕上げ。フロント・エプロンのスプリッター、ドア・ミラー・キャップ、トランク・リッド上のリヤ・スポイラー、およびリヤ・ディフューザーもCFRP製を採用。これらのパーツは空力的機能に加え、フルカラーのMロゴ付きMパワー・エンジン・カバーやカーボン・ファイバー模様仕上げのインテーク・サイレンサーと同じく、BMW M5 コンペティションに対して約70kgの軽量化(欧州仕様値)を実現することにも役立っている。

 M5 CSスポーツ・エグゾースト・システムの4本のステンレス・スチール製テールパイプの外観は、ベースモデルに比べてよりアグレッシブなデザインになっている。

レーシング・フィールを高めたインテリア

インテリアはフロントにCS専用のカーボン・バケット・シートを装着すると同時に、リヤ・シートもCS専用の軽量2座独立シート(4人乗り仕様)とし、大幅な軽量化を実現。

 CS専用のMアルカンタラ・ステアリング・ホィールにはカーボン製のシフト・パドル・スイッチが装着され、ダーク・カーボン・アルミ・インテリア・トリムやドア・シル・プレートの“CS”ロゴとあいまってドライバーにレーシング・フィールドさながらのスポーティ感を演出している。

パワフルな音色を聴かせるスポーツ・エグゾースト・システム

BMW M5 CS

BMW M5 CS

同モデルが採用したスポーツ・エグゾースト・システムは、BMW Mならではの感情に訴えるサウンド・トラックを発生させ、エンジンの直線的なパワーの立ち上がりと高回転型の特性を強調。2本に分岐してフラップで制御されるシステムは、エンジン音を増幅し、よりスポーティで明快なフィードバックをもたらすように設計。より広い音域で、より感情に訴える力強いサウンドを車外に響かせている。サウンドはエンジン特性に影響を与えるさまざまなモードにより変化し、“SPORT+”では特にパワフルな音色になる。

主な車両諸元&価格

BMW M5 CS

BMW M5 CS

【BMW M5 CS】
 ■全長×全幅×全高:5,000mm×1,905mm×1,475mm
 ■ホイールベース:2,980mm
 ■車両重量:1,840kg(車両総重量2,060kg)
 ■排気量:4,394cc
 ■エンジン:V型8気筒ガソリン・エンジン
 ■最高出力:635PS(467kW)/6,000rpm
 ■最大トルク:750Nm/1,800rpm-5,950rpm

 ■メーカー希望小売価格:2510万円(税込)
  ※上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、
   保険料、登録に伴う諸費用を含まない車両本体価格。
   また「自動車リサイクル法」に基づく、リサイクル料金が別途必要。
  ※右ハンドル、AT仕様

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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