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更新日:2023.02.09 / 掲載日:2023.02.09
米国トヨタ 新型グランドハイランダー世界初公開
米国トヨタは現地時間の2月8日、新型SUV「グランドハイランダー」を世界初公開した。同モデルは翌9日より米・シカゴモーターショーで一般公開され、今夏に詳細の価格等を発表予定としている。
広大な荷室とユーティリティ備えた「究極のファミリーSUV」
新型グランドハイランダーは、3列シート最大8人乗りのSUV。ベースとなるのは同じく3列シートSUVのハイランダーで、日本国内においては「クルーガー」の車種名で2000年~2007年に販売されていた。
プラットフォームには、トヨタが現在採用しているTNGAプラットフォームの中でも大型車用のGA-Kプラットフォームを採用。これにより広い室内空間を実現しており、荷室は3列シートをすべて使用した状態でもスーツケース7個を収納できるという約595Lのスペースを確保。2列目・3列目シートをすべて倒すと2,700L超もの広さを確保できる。
快適装備やユーティリティが充実しているのも特徴で、フロントシートは標準装備の12.3インチマルチメディアディスプレイを中心に、ワイヤレス充電器、USBポート2基、数種類の収納を用意。
2列目シートでは、エアコン操作パネルや左右個別で使えるUSBポートをセンターコンソール後方に配置。ベンチシート、キャプテンシートどちらの仕様においても便利に使える収納スペースを設けている。
さらに3列目シートにおいては、背の高い大人もゆとりをもって座れる広さを確保しつつ、デッキ側にUSBポートや収納、ドリンクホルダーなどを配している。
このほか、グレード別でフロント・2列目シートのシートヒーター/ベンチレーション機能や、1500Wの電源コンセント、ハンズフリー電動バックドアなどを用意。コネクティッドサービスやOTAアップデートにも対応している。
個性的なエクステリアと快適性に富んだインテリア
エクステリアは個性的かつ美しさを前面に押し出したデザインに。フロントはハイランダーの面影を残しつつも、台形ハンマーヘッドグリルをエンブレム下に据えた新デザインを採用。上位グレードには専用のフロントロアバンパーをあしらい、プレミアム感を演出した。
また、シャープなリアバンパーは洗練されたイメージを強調、上位グレードはデュアルエキゾーストや専用リアロアバンパーを装着し、強い個性を表現している。
一方の内装は、ソフトパッドのインストルメントパネルとウッド調のドアトリム、ソファのようなセンターコンソールで快適なリビングルームのような空間を演出。上質感のあるレザーのステッチワークで、モダンかつ洗練された雰囲気に仕立てている。
3種類のパワートレインを設定
パワートレインは、バランスのとれた2.4L ターボガソリン仕様(FF/AWD)、効率性に優れた2.5L ハイブリッド仕様(FF/AWD)、そしてパフォーマンス性に優れた最高出力362PSのハイブリッドマックス(AWD)という3種類を用意。AWD仕様車およびハイブリッドマックスにはマルチテレインセレクトを備え、オンロードとオフロードの走破性をより向上させている。
安全性においては、最新世代のトヨタ・セーフティ・センスを標準装備とした。