故障・修理
更新日:2016.04.01 / 掲載日:2016.04.01
車のバッテリーが上がらないようにするための方法

車のトラブルの中で、頻度の多いトラブルの1つが、バッテリー上がりです。
JAFの統計によると、年間約80万件のバッテリー上がりによる相談があるそうです。
では、バッテリーが上がってしまう原因は何でしょうか。
また、上がらないためにはどのような対処をすればよいのでしょうか。
参考:http://www.jaf.or.jp/rservice/data/2014/year.htm#car-data
車のバッテリーが上がってしまう原因
車のバッテリーが上がってしまう原因として、
長期間車に乗らないことによるバッテリーの漏電が考えられます。
バッテリーは車が走ることによって充電し、蓄電されます。
しかし、長期間車に乗らないと蓄電されていた電気も時間とともに漏電してしまいます。
そのような状態で車に乗るとバッテリーが上がってしまいます。
また、半ドア状態でのライトのつけっぱなしも、バッテリー上がりの原因となります。
ライトなどの電力もバッテリーによって作られているため、
ライトがつけっぱなし状態になっていると、それにより電力を消費するため、
バッテリーが上がってしまいます。
電力はエアコンやライトなど電装品に使用されるため、慢性的な充電不足に陥りやすく、
バッテリーが上がってしまう原因となります。
バッテリーが上がらないようにするための対処方法
対処法としては、車に長時間乗らない期間を作らないことが挙げられます。
できれば毎日乗るのが理想ですが、無理な場合は1週間に1回、
少し長めに乗るようにすると良いでしょう。
次に、エアコンの使い方にも気を配りましょう。
特にエアコンを多く使う夏場では、車に乗らないときはサンシェードなどを使い、
車内の温度がなるべく上がらないようにします。
また、車に乗る際は、一度、最大風量にして車内を冷やし、
その後はすぐに送風などに切り替えるとよいといえます。
バッテリーが上がってしまった時の対処方法
バッテリー上がりを起こしてしまった際の一般的な対処として、
他車(救援車)のバッテリーと、バッテリー上がりを起こした車のバッテリーを繋いで、
エンジンを始動させる「ジャンピングスタート」という方法あります。
ただし、この方法はブースターケーブルという専用ケーブルを常備しておくことと、
他人の手(他車)を借りる必要性があります。
その他、一人で対処する場合に、ジャンプスターターを使用する方法があります。
他人の手を借りる必要がないのと、バッテリーが上がってもすぐに対処できるメリットがありますが、
ブースターケーブルより高価というデメリットもあります。
上記の方法はあくまで応急処置ですので、バッテリーが上がってしまった時には、
ロードサービスなどに連絡して対応してもらいましょう。
参考:http://www.jaf.or.jp/qa/mechanism/trouble/14.htm