中古車購入時の名義変更の代行について

車には所有者（名義人）と使用者に分かれています。

ローンを組む時はディーラーやローン会社が名義人となることが一般的ですが、
中古車を購入する場合には、前の所有者から新しい所有者に名義を変更する必要があります。
そうしないと、事故や違反などトラブルが起きた場合、
前の所有者がトラブルを対処しなければならなくなるからです。

また、名義を変更していないと、
保険に加入する時や、その中古車を再び売る時に手続きが面倒なことになります。
ゆえに中古車の購入に合わせて通常は名義変更を行う必要があるわけです。

普通車の名義変更は住所管轄の運輸支局か陸運局で手続きを行います。

その際に必要な書類として、印鑑証明書、車庫証明書、自動車検査証、
旧所有者の実印が押してある譲渡証明書、委任状、申請書、
自動車税・自動車取得税申告書などがあります。

車庫証明書に関しては、所定の警察署において手続きを行う必要があり、
車庫証明書が発行されるまでには1週間程度かかります。

名義変更のためには、このようにたくさんの書類がありますので、
不備がないようにチェックしながら揃えましょう。

名義の変更は自分で行うことができます。
自分で行う場合は収入印紙代と申請書代だけで済みます。

しかし、必要書類の準備がたくさんあることや、運輸支局や陸運局へ足を運ぶ必要もあります。
書類準備が不安だったり、日中は仕事があり、自由になる時間がないような場合は、
第三者へ申請を代行してもらうことで、手間や時間を減らすことができます。

別途代行手数料が必要になりますが、車を購入した中古車販売店に代行してもらうと良いでしょう。

もちろん、自分で行う場合でも、中古車販売店や運輸支局か陸運局で、
わからないことは教えてもらうようにすると良いでしょう。

名義変更の手続きを中古車販売店に代行してもらう場合、代行手数料が発生します。

代行手数料は、おおよそ10,000円～30,000円程が目安ですが、
居住する管轄の運輸支局・陸運局の距離などの違いもあり、
代行手数料は一律いくらとは定められていません。販売店によって異なります。

名義変更の手続きの代行を依頼する際は、必ず必要となる費用を確認するようにしましょう。

中古車販売店に手続きを代行してもらう場合は、印鑑証明書以外は販売店側が用意してくれます。
用意された書類に目を通し、問題なければ署名・捺印すれば、
あとの手続き業務はすべて代行してくれます。

名義変更の際には、なかなか普段は目にしない、
公的な書類を取り扱ったりするなど、手間がかかります。

手続きに関して自信や時間がない場合は、
車を購入する販売店に手続き処理を代行してもらうことも検討してみてはいかがでしょうか。