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更新日:2021.05.21 / 掲載日:2021.05.21

ダイハツ オプティの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

ダイハツ オプティ

ミラの上級車種として誕生したダイハツ オプティに関して、今回はグレード別に紹介していきます。

「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

ダイハツ オプティの歴史

1991年、ダイハツからオプティの初代が登場しました。当時、ダイハツの看板車種だったミラの上位車種として登場しており、1986年から発売されていた「リーザ」の後継車として位置づけられています。

ボディ全体が丸みのある個性的なシルエットとなっており、若い女性を中心に人気が出ました。

車名は、英語で「最適な」を意味するoptimum、「明るく前向きな」を意味するoptimisticという2つの単語を組み合わせた造語です。明るく前向きで、その時代に適した車であってほしいという願いが込められています。

誕生した当初は以下の3つのグレードが設定されました。
・オプティ Ax
・オプティ Alー4
・オプティ Ox

1996年、2代目でも登場するレトロ風のシルエットが特徴のクラシックグレードが登場します。ライトブラウンのシートを採用したインテリアとなっており、初代後期の中では人気グレードとなりました。また、このとき、全車に運転席のエアバッグを標準装備させています。

1998年、2代目が登場。この世代のオプティはリアデッキにトランクルームを備えており、Bピラーが取り除かれました。本格的なトランクルームが備わっているという、珍しいタイプの軽自動車です。このとき、安全装備のひとつとして、軽自動車では初のDVS(横滑り防止機構)を搭載しました。

2代目登場時は、以下のグレードを設定します。
・標準グレードの「オプティ CL」「オプティ CX」「オプティ CXB」
・スポーティーグレードの「オプティ ビークス」「オプティ エアロダウンビークス」

2000年、初代で人気のあったクラシックグレードを復活させ、「オプティ クラシック」が追加されました。初代クラシックの印象を継承し、逆三角形のフロントパネルが特徴です。

2002年、オプティの販売が終了となります。後継車はありませんが、ミラアヴィやソニカ、ミラジーノなどがオプティのコンセプトを受け継ぎました。

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オプティ クラシック

オプティ クラシック

レトロ風デザインが特徴の「オプティ クラシック」

オプティ クラシックは、2代目の2000年3月に設定されたグレードです。

この世代では、レトロ風のデザインが採用されたグレードとして位置づけられています。そのため、エクステリアもインテリアも、クラシックなイメージでまとめられているのが特徴です。

専用の逆三角形のフロントグリルを備えており、他のグレードとは違うフロントのデザインとなっています。その他、エクステリアでは専用のグリルやドアミラーを、インテリアでは専用デザインのシートやドアトリム、ウッドステアリングなどを採用しました。

中古で購入する際の目安となる予算

オプティ クラシックを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2000年式:17万円~29万円
2001年式:流通量希少のため算出不可
2002年式:流通量希少のため算出不可

オプティ クラシックはすでに登場から20年以上経過しているグレードなので、現時点の中古車市場にはたった2台しか流通していませんでした。どちらの車両も年式が古く、価格は安くなっているので、しっかりと車両状態を確認した上で購入することをおすすめします。

先代モデルとの比較

2代目:2000年~2002年
オプティ クラシックは、2代目の後半に誕生したグレードです。

もともと、初代で人気のあったクラシックグレードをイメージして登場しました。そのため、先代のクラシックグレードと同じく、逆三角形のフロントグリルが大きな特徴となっています。さらに、エクステリアにはメッキパーツを多数使用。インテリアには木目調パネルなどを採用し、落ち着いた雰囲気となっています。

装備面では、パワーウィンドウやキーレスエントリー、AM/FMラジオ付きCSプレイヤーなども備えています。

安全面では、他のグレードと同じく、衝突安全ボディのTAFを採用しました。他にも、運転席のSRSエアバッグや衝突感知安全システムなどの安全装備も備わっています。

2001年10月に行われたマイナーチェンジで、グレード名が「オプティ クラシックリカ」に変更されているため、オプティ クラシックという名のグレードは消滅しました。

このグレードは1年半程度しか設定されていないグレードなので、現時点の中古車市場での流通は少ないです。価格的には安いので、低予算では購入できますが、購入時は車両状態に注意するようにしましょう。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力58ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1405mmです。

人気のあるカラー

オプティ クラシックのボディカラーは、下記の5色が設定されています。

・ブラックマイカ
・ダークブルーマイカメタリック
・シルバーメタリック
・メイプルレッドマイカメタリック
・パールホワイトI

この中では、明るいシルバー色の「シルバーメタリック」が人気です。

オプティ ビークス

オプティ ビークス

スポーティーグレードの「オプティ ビークス」

オプティ ビークスは、1998年11月登場の2代目に設定されたグレードです。

この世代では、スポーティーグレードとして位置づけられています。フロント部分には、小型フォグランプを装備しており、丸形4灯ランプを搭載しているのが特徴です。

ホイールはスチールホイールが搭載されていますが、オプションでアルミホイールに変更することもできます。

装備面では、オプティの通常グレード同様、マニュアルエアコン、AM/FMラジオ付きCSプレイヤー、一体型の分割可倒式リアシートなどが装備されました。

中古で購入する際の目安となる予算

オプティ ビークスを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
1998年式:5万円
1999年式:17万円~39万円
2000年式:流通量希少のため算出不可

オプティ ビークスは2代目の誕生当初から3年ほど設定されているグレードですが、それでも現時点の中古車市場には5台しか流通していませんでした。どれもあまり車両状態がよいものではないので、価格もかなり安くなっています。

先代モデルとの比較

2代目:1998年~2000年
オプティ ビークスは、2代目で誕生したスポーティーグレードです。

エンジンには、EF-VE型の直列3気筒エンジンを搭載しています。

エクステリアには、専用の丸形異型ヘッドランプを備えました。その他にも、専用のグリルや専用エアロバンパーなどの専用装備を搭載しています。

インテリアでは、専用シートを装備しました。さらに、タコメーター付きのスピードメーターの搭載により、スポーティーな印象に仕上がっています。

2000年3月に行われたマイナーチェンジで、「オプティ ビークスS」というグレード名に変更となっているため、オプティ ビークスという名のグレード名は廃止となりました。このとき、専用グリルにメッキ加飾が施され、スタイリッシュな見た目に変わっています。同時に、アルミホイールのデザインも変更されました。

2年程度しか設定されていないオプティ ビークスの中古車は、現時点の中古車市場には5台のみ流通しているようです。しかし、どれもあまり状態がよいものではないので、名称変更後のオプティ ビークスSも選択肢にいれた上で検討することをおすすめします。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力58ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1405mmです。

人気のあるカラー

オプティ ビークスのボディカラーは、下記の4色が設定されています。

・ディープブラウンマイカ
・シルバーメタリック
・メイプルレッドマイカメタリック
・パールホワイトII

この中では、明るいシルバー色の「シルバーメタリック」と、パール塗装が施された白色の「パールホワイトII」が人気です。

オプティ エアロダウンビークス

オプティ エアロダウンビークス

オプティ ビークスにエアロパーツを追加した「オプティ エアロダウンビークス」

オプティ エアロダウンビークスは、1998年11月登場の2代目に設定されたグレードです。この世代では、スポーティーグレードである「ビークス」にエアロパーツを装備した最上級グレードとして位置づけられています。

13インチのアルミホイールにワイドタイヤを備えており、大型マフラーを装備しました。さらに、ターボエンジンが搭載されています。また、フロントグリルはメッシュグリルが採用されたことにより、スタイリッシュな見た目となっているのが特徴です。

中古で購入する際の目安となる予算

オプティ エアロダウンビークスを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
1998年式:34万円
1999年式:10万円~78万円
2000年式:流通量希少のため算出不可

オプティ エアロダウンビークスの中古車は、現時点の中古車市場には6台が流通していました。20年以上前に販売されていたグレードにも関わらず、50万円以上の価格がつけられている車両もあるようです。そのため、購入時は車両状態をしっかりと確認してから購入することをおすすめします。

先代モデルとの比較

2代目:1998年~2000年
オプティ エアロダウンビークスは、2代目に誕生したスポーティーグレードである「ビークス」の最上級グレードです。

エンジンには、JB-DET型の直列4気筒インタークーラー付ターボエンジンを搭載しており、さらにエアロパーツを装備しています。

エクステリアでは、専用の丸形異型ヘッドライトを装備し、専用グリルや専用エアロバンパーも備えているのが特徴です。他のグレードよりも25mm下げたダウンサスペンションを装備し、ホイールは13インチアルミホイールを採用しました。

インテリアでは、タコメーター付きのスピードメーターを備えました。

その後、2000年3月に行われたマイナーチェンジで、ターボ仕様車はオプティ ビークスSに統一されたため、「オプティ エアロダウンビークス」という名のグレードは廃止となっています。

20年以上も前に設定されたオプティ エアロダウンビークスの中古車は、現時点で6台しか流通していません。車両状態によってかなりの価格差があるため、購入時はそれぞれの状態をしっかりと確認するのがおすすめです。

エンジンは0.6L直列4気筒ターボ最高出力64ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1380mmです。

人気のあるカラー

オプティ エアロダウンビークスのボディカラーは、下記の4色が設定されています。

・ディープブラウンマイカ
・シルバーメタリック
・メイプルレッドマイカメタリック
・パールホワイトII

この中では、明るいシルバー色の「シルバーメタリック」と、パール塗装が施された白色の「パールホワイトII」が人気です。

オプティ CX

オプティ CX

2代目のベーシックグレード「オプティ CX」

オプティ CXは、1998年11月登場の2代目に設定されたグレードです。この世代では、ベーシックグレードとして位置づけられています。

丸形2灯のヘッドランプを備えているのが特徴です。

安全装備には、衝突安全ボディのTAF、滑りやすい路面をサポートするDVSなどを採用しているため、安全性がアップしています。

装備面では、マニュアルエアコン、AM/FMラジオ付きCSプレイヤー、一体型の分割可倒式リアシートなどが装備されました。

中古で購入する際の目安となる予算

オプティ CXを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
1998年式:26万円
1999年式:23万円
2000年式:流通量希少のため算出不可

2代目誕生当初に設定されていたオプティ CXの中古車は、現時点の中古車市場には2台しか流通していません。さらに登場から2年後にはグレード体系の見直しが行われて廃止となっているため、今後もこのグレードの中古車が増える可能性はかなり低そうです。

先代モデルとの比較

2代目:1998年~2000年
オプティ CXは、2代目に誕生したベーシックグレードグレードです。

エンジンには、EF-VE型の直列3気筒エンジンを搭載しています。

エクステリアのフロントには異形丸形2灯式ヘッドランプを採用し、横基調のグリルを備えました。そのため、上級グレードとは見た目が違うのが特徴です。

ホイールはスチールホイールですが、オプションでアルミホイールに変更することができます。また、フロントフォグランプやスポイラーもオプションで装備することが可能です。

インテリアは、2トーンインパネにトリムはシボ加工が施されています。さらに、ステアリングの下は大型のアンダーボックスを備えているのが特徴です。

2000年3月には、グレード体系の見直しが行われたため、このグレードは廃止となりました。

オプティ CXはわずか2年程度しか設定されていないグレードなので、現時点の中古車の流通量はかなり少ないです。また、年式も古いこともあり、かなり安い価格がつけられています。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力58ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1405mmです。

人気のあるカラー

オプティCXのボディカラーは、下記の5色が設定されています。

・ダークブルーマイカメタリック
・ライトグリーンメタリック
・シルバーメタリック
・メイプルレッドマイカメタリック
・パールホワイトII

この中では、パール塗装が施された白色の「パールホワイトII」が人気です。

※本記事は、2021年5月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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