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更新日:2020.11.07 / 掲載日:2020.11.07

日産 デイズの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

日産 デイズ

軽自動車として初となる、プロパイロットが搭載されるなど大きな進化を遂げた日産を代表する軽トールワゴンの「デイズ」に関して、今回はグレード別に紹介していきます。「それぞれどのような特徴があるのか」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらいなのか」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

日産 デイズの歴史

デイズは、2013年6月に「オッティ」の後継車種として発売された軽トールワゴンです。このオッティという車種は2005年から2013年まで販売されていた日産の軽セミトールワゴンでした。オッティが三菱自動車からのOEM供給によるモデルであったのに対し、デイズは三菱自動車との共同開発という形で設計の段階から関与しています。

プラットフォームやパワートレインを一新し、全面的に設計し直されたデイズは、その外観もアグレッシブな雰囲気へと一変しました。また、ボディサイズも全高がオッティよりも70mm高くなったことに加え、ホイールベースが90mm延長され、2430mmとなっています。これにより室内長が190mm延長され、居住性が大幅に改善されました。

さらに一部グレードを除きアイドリングストップ機構を採用するなどの燃費改善対策により、燃費性能も向上しています。

2代目となるデイズは2019年3月、日産自動車と三菱自動車の合弁会社NMKVのマネジメントのもと、日産の企画、開発により初のフルモデルチェンジという形で誕生しました。この2代目デイズの大きな特徴といえるのが、軽自動車として初めて搭載された「プロパイロット」と「SOSコール」です。

プロパイロットというのは、高速道路での渋滞走行、長時間の巡航走行において、アクセル、ブレーキ、ステアリングをクルマ側で支援するシステムのことです。すでに、日産のセレナやリーフなどの車種に搭載されています。

そして、SOSコールは、交通事故や急病などの緊急時や事故の危険があるときなどに専門のオペレーターへのデータ通信と音声通話を行うことができるというシステムです。

さらに、上位グレードとなるハイウェイスターシリーズには、以下の内容も搭載されています。
・アイドリングストップ
・エンジンアシスト機能
・バッテリーへの充電(エネルギー回生機能)を効率よく制御し、燃費を向上させる「スマートシンプルハイブリッド」

このように大きな進化を遂げたデイズは、今や日産を代表する日産の主力商品のひとつに成長しました。

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デイズ ハイウェイスター X

デイズ ハイウェイスター X プレミアムサンシャインオレンジ

装備が充実の上位グレード「デイズ ハイウェイスター X」

デイズ ハイウェイスター Xは、2013年6月に初代デイズが誕生した当初から存在するグレードで、デイズの中では上位グレードにあたります。

このグレードからスマートシンプルハイブリッドシステムが搭載され、燃費性能や環境性能が向上。さらに装備も充実しており、LEDヘッドランプやLEDポジションランプ、フォグランプが標準装備され、夜間の視認性もアップするため、夜の運転も安心です。

また、このグレードからボディカラーで2トーンカラーが選択できるようになりました。

中古で購入する際の目安となる予算

デイズ ハイウェイスター Xを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2013年式:14万円~98万円
2016年式:49万円~123万円
2019年式:69万円~165万円

デイズ ハイウェイスター Xは、デイズの中でも人気の高いグレードです。その証拠に、中古車市場での流通量はかなり多くなっています。いずれの年式のものも流通量は多いため、お気に入りの1台を見つけることも決して難しくはないでしょう。

先代モデルとの比較

第1世代:2013年~2019年
デイズ ハイウェイスター Xは、デイズが誕生した当初から存在しており、ハイウェイスターシリーズの中では低価格のグレードです。装備としては、エマージェンシーブレーキや踏み間違い衝突防止アシスト、アラウンドビューモニターなどの予防安全装備が標準装備されています。

この世代の流通量は非常に多いため、価格の幅は広くなっていますが、比較的簡単に良質な車両を見つけることができるでしょう。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力49ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1620mmです。

第2世代(現行モデル):2019年~
この世代のデイズ ハイウェイスター Xの大きな特徴となるのが、軽自動車としては初となる高速道路での渋滞走行、長時間の巡航走行において、アクセル、ブレーキ、ステアリングを車側で支援する「プロパイロット」が搭載されたことです。

現行モデルであるため、走行距離が短いもの、車両の状態が良いものなどが多く流通しています。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力52ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1640mmです。

人気のあるカラー

デイズ ハイウェイスター Xのボディカラーは、下記のモノトーン7色、2トーン5色が設定されています。

モノトーン
・ブラック
・チタニウムグレー
・スパークリングレッド
・アメジストパープル
・アトランティックブルー
・プレミアムサンシャインオレンジ
・ホワイトパール

2トーン
・チタニウムグレー×ブラック
・ソーダブルー×アッシュブラウン
・アッシュブラウン×フローズンバニラパール
・スパークリングレッド×ブラック
・ホワイトパール×プレミアムサンシャインオレンジ

この中では、漆黒の「ブラック」や、白色にパール塗装を施した「ホワイトパール」に人気が集まっています。そして、落ち着きのあるオレンジ色の「プレミアムサンシャインオレンジ」なども遊び心をくすぐると人気があります。

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デイズ X

デイズ X ブロッサムピンク

価格と装備のバランスの良さは抜群「デイズ X」

デイズ Xも初代から設定されているグレードです。デイズの中では、標準グレードにあたります。エントリーグレードよりも上位で、価格と装備のバランスの良さから、デイズの中でも非常に人気の高いグレードのひとつです。

装備面では、このデイズ Xからインテリジェントキーやプッシュエンジンスターター、オートエアコンなどが標準装備されています。フロントドアガラスには赤外線をカットし、日差しの熱さを和らげるIRカット機能、99%紫外線をカットするスーパーUVカット機能がついた断熱グリーンガラスを採用しました。

中古で購入する際の目安となる予算

デイズ Xを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2013年式:9万円~85万円
2016年式:39万円~115.5万円
2019年式:59万円~163万円

デイズ Xは、デイズの中でも1、2を争うほど人気の高いグレードです。そのため、中古車市場での流通量も、他のグレードに比べてかなり多くなっています。流通量が多いだけに価格もかなり幅広くなっているため、人気のデイズ Xを中古で安く手に入れることもそれほど難しくはないでしょう。

先代モデルとの比較

第1世代:2013年~2019年
初代のデイズ Xの装備としては、エマージェンシーブレーキや踏み間違い衝突防止アシスト、アラウンドビューモニターなどの予防安全装備が標準装備となっていることです。

ヘッドランプはハロゲンヘッドランプとなっていて、フォグランプはオプション設定となっています。また、ハイウェイスターシリーズでは選べる2トーンカラーのボディカラーも、このグレードでは選べません。

中古車の流通量は多くなっており、高年式のものも豊富に流通しているため、良質な車両も探しやすいでしょう。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力49ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1620mmです。

第2世代(現行モデル):2019年~
この世代のデイズ Xでは、エンジンルームを縮小して室内空間を拡大しました。これにより、リアシートのニースペースは70mm拡大され、大人でも余裕で足を組めるほどのスペースとなっています。また、荷室スペースも135mm拡大され、リアシートが170mmもスライドできるようになりました。

先代に比べると流通量は多いとはいえませんが、走行距離が短いもの、状態の良いものは見つけやすくなっています。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力52ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1640mmです。

人気のあるカラー

デイズ Xのボディカラーは、下記の10色が設定されています。

・ホワイトパール
・スターリングシルバー
・ソーダブルー
・ブロッサムピンク
・プレミアムサンシャインオレンジ
・アトランティックブルー
・スパークリングレッド
・プレミアムオリーブ
・アッシュブラウン・ブラック

この中では、やはり漆黒の「ブラック」と、白色にパール塗装を施した「ホワイトパール」の人気が高くなっています。そして、桜のような淡いピンク色の「ブロッサムピンク」も女性から高い支持を受けており人気があります。

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デイズ ハイウェイスター Gターボ

デイズ ハイウェイスター Gターボ

デイズの最上位グレード「デイズ ハイウェイスター Gターボ」

デイズ ハイウェイスター Gターボは2013年8月に設定されたグレードで、デイズの中では最上位のグレードにあたります。

このグレード最大の特徴は、最高出力64psを発揮するターボエンジンが搭載されている点です。装備内容は、デイズ ハイウェイスター Xと同様ですが、ターボエンジン搭載車には15インチのアルミホイールが装備されています。

コーナリング時のグリップ力が高く、走りにこだわる若い世代などに人気の高いグレードです。

中古で購入する際の目安となる予算

デイズ ハイウェイスター Gターボを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2013年式:28万円~96万円
2016年式:75万円~120万円
2019年式:94万円~172万円

デイズ ハイウェイスター Gターボは、デイズの中でも人気の高いグレードのひとつです。そのため、中古車市場での流通量もかなり多くなっています。2013年式のものでも、状態が良ければ高額で販売されているほどです。

先代モデルとの比較

第1世代:2013年~2019年
デイズ ハイウェイスター Gターボは、ハイウェイスターシリーズの中でも最上位のグレードとなります。また、デイズの中では唯一ターボエンジンを搭載したグレードです。エマージェンシーブレーキや踏み間違い衝突防止アシスト、アラウンドビューモニターなどの予防安全装備が標準装備されています。

デイズの中でも人気の高いグレードなので、初期年式のものでも状態が良ければ高値で取引されているようです。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力64ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1620mmです。

第2世代(現行モデル):2019年~
この世代の大きな変更点といえば、ハイウェイスターシリーズにスマートシンプルハイブリッドが搭載されたことでしょう。この機能は、減速時の運動エネルギーを利用して発電、リチウムイオンバッテリーに充電し、蓄えた電力を使ってエンジンに付いているエコモーターを回すというシステムです。これによりエンジンの駆動を補助したり、アイドリングストップなどに再利用してガソリンを節約したりすることが可能に。

この世代は中古車の流通量は多いにもかかわらず、まだ値崩れは起こしていません。そのため、それなりの予算が必要になるでしょう。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力64ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1640mmです。

人気のあるカラー

デイズ ハイウェイスター Gターボのボディカラーは、下記のモノトーン7色、2トーン5色が設定されています。

モノトーン
・ブラック
・チタニウムグレー
・スパークリングレッド
・アメジストパープル
・アトランティックブルー
・プレミアムサンシャインオレンジ
・ホワイトパール

2トーン
・チタニウムグレー×ブラック
・ソーダブルー×アッシュブラウン
・アッシュブラウン×フローズンバニラパール
・スパークリングレッド×ブラック
・ホワイトパール×プレミアムサンシャインオレンジ

この中では、光沢のある黒色をした「ブラック」や、白色にパール塗装を施した「ホワイトパール」が人気です。

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デイズ J

初代で廃止されてしまったグレード「デイズ J」

デイズ Jも2013年の初代が誕生した当初から存在しているグレードで、デイズのエントリーグレードにあたります。

他の上位グレードよりも装備に関しては最低限のものだけの装備と少し劣る面はありますが、そのぶん価格は低価格です。また、他の上位グレードでは2WDと4WDが用意されていますが、このグレードは2WDのみが設定されています。

装備に関して特にこだわりがなく、価格を重視するという方におすすめのグレードです。

中古で購入する際の目安となる予算

デイズ Jを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2013年式:14万円~69万円
2016年式:34万円~89万円
2019年式:64万円~102万円

デイズ Jというグレードは、デイズの中ではエントリーグレードにあたり、すべてのグレードの中でも人気の高いグレードとはいえませんが中古車市場での流通量は豊富です。価格も車の状態によって低価格のものから高額なものまで幅広く揃っています。

先代モデルとの比較

第1世代:2013年~2019年
デイズ Jはデイズが誕生した当初から存在する、低価格のエントリーグレードです。

エントリーグレードのため、必要最低限の機能を装備しています。上位グレードには標準装備されているバックビューモニターはオプション設定となり、アラウンドビューモニターやプッシュエンジンスターターは装備されていません。また、上位グレードにはIRカット機能ガラスが標準装備されていますが、デイズ J はUVカットガラスを装備しています。

しかし、エマージェンシーブレーキや踏み間違い衝突防止アシストなど予防安全装備は標準装備されているため、上位グレードよりも低価格である点は大きな魅力といえるでしょう。装備面に特にこだわりがなく、最低限の装備があればいいという方にはおすすめのグレードです。

このグレードは2019年に誕生した2代目は設定されておらず、初代で廃止されてしまったため、この世代のみの設定となっています。デイズおのエントリーグレードであることから、流通量は多いです。予算に見合った車両も探しやすいでしょう。

エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力49ps。ボディサイズは全長3395×全幅1475×全高1620mmです。

人気のあるカラー

デイズ Jのボディカラーは、下記の9色が設定されています。

・ブラック
・ホワイト
・アッシュブラウン
・プレミアムパープル
・レモンライム
・アイスブルー
・ブロッサムピンク
・スターリングシルバー
・プレミアムサンシャインオレンジ

この中では、落ち着いた黒色をした「ブラック」と、青みがかったシルバーの「クールシルバー」が人気です。

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※本記事は、2020年10月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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