中古車購入
更新日:2019.06.20 / 掲載日:2018.11.26
日産シーマの中古車購入の際の選び方の参考ポイント
グーネット編集チーム
シーマは日産を牽引するフラッグシップセダンとして1988年1月に誕生しました。流麗なスタイリング、質の高いインテリアで揃えたラグジュアリーな室内空間、重量級ボディをダイナミックに加速させる圧倒的な動力性能など、パーソナルユースからフォーマルユースまで活躍するモデルです。
高級4ドアセダン「セドリック」「グロリア」のボディを拡大して誕生した初代モデルは、スリークな4ドアハードトップボディに、低速域からレスポンス良く加速させる3.0L V型6気筒セラミックターボエンジンを搭載し、より高級な上級セダンとして位置づけられました。
初代モデルは、リヤを沈ませながら大柄なボディをダイナミックに加速させる走行性能は目を見張るものがあり、スポーティな専用ボディを身にまとっているのが特徴です。
また、このクラスではかつてないほどの大ヒットを記録し、時代を象徴する「シーマ現象」という言葉が生まれ、1988年の流行語大賞銅賞を受賞しました。
従来の日本車にはなかった伸びやかで高級感のあるスポーティな佇まい、先進の技術を引き継いだドライバーズカーとしての優れた走行性能、電子制御式エアサスペンションを採用しています。加えて、重厚でしなやかで乗り心地といった快適性、エンジン排気量の拡大や安全性能の向上とともに進化を続けてきました。
2010年8月には、ショーファードリブンモデル「プレジデント」とともに生産を一旦終了するものの、2012年5月に満を持して、新世代のハイブリッドシステム「インテリジェントデュアルクラッチコントロール」を搭載した5代目モデルがリリースされました。
これからの高級車の在り方を体現した、先進のエコロジー性能や安全性能を備えた、日産の誇る高級プレステージセダンとして、確固たるポジションを築いています。
ここではシーマの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
シーマ主なグレードの特徴と比較から選ぶ
グーネット編集チーム
5代目 日産 シーマ Y51系(2012年~)の主なグレードの特徴
・ハイブリッド
5代目モデルは3.5L V6 DOHCエンジン+高性能モーター+リチウムイオンバッテリーから構成される1タイプのみパワーユニットのみ設定されています。
パーソナルユースを想定したベースグレードです。
ベースグレードながら、パーソナルドライビングポジションメモリーシステムや運転席パワーシート、パワーオットマン機構付助手席パワーシート、電動ガラスサンルーフに加え、フォレストエアコンやトランク&リヤドアオートクロージャー、アクティブ・ノイズ・コントロールなどの充実した快適装備が施されています。
また、機能豊富なカーウイングスナビゲーションシステムや高音質なクリアな音楽を再生するBOSE製サウンドシステム+10スピーカーが装備されます。
インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム)/LDW(車線逸脱警報)やインテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)/BSW(後側方車両検知警報)をはじめ、インテリジェントBUI(後退時衝突防止支援システム)やインテリジェントFCW(前方衝突予測警報)、インテリジェント エマージェンシーブレーキに加え、クリスタルブルーバイキセノンヘッドランプやアクティブAFSなどの安全装備が施されています。
シート表皮はブラックのネオソフィール&ジャカード織物となり、木目フィニッシャー仕様となります。
足回りはダンピングの利いた重厚な乗り心地を提供するコンフォートサスペンション、18インチ&アルミホイールが装着されます。
・ハイブリッド VIP
「ハイブリッド」グレードに対して、ヒーター付後席パワーリクライニングシート、リヤセンターアームレスト内蔵コントロールスイッチなどが追加装備され、後席の快適性・居住性を高めたグレードです。
ほかにも前席エアコンディショニングシート、シート表皮はセミアニリン本革、ルーフライニングはスエード調、フィニッシャーは匠の手による銀粉本木目フィニッシャー、しなやかな手触りのプレミアム本側巻ステアリング&シフトノブへ変更されます。
また、後席テンションリデューサーELR付3点式シートベルト(左右席)となります。
2WDモデルはクッションチップアップ機構付6:4分割可倒式リヤシートとなり、フロントシートは左右の移動がしやすいベンチシートタイプとなります。
・ハイブリッド VIP G
「ハイブリッドVIP」グレードに対して、BOSE製5.1chサラウンド・サウンド付後席プライベートシアターシステムが追加装備される最上位グレードです。
シーマの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ
グーネット編集チーム
ここでは、シーマの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年9月時点で参照したものとなります。
5代目 日産 シーマ Y51系(2012年~)の燃費・維持費
・HGY51:3.5L/7AT/FRモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:16.6km/L
年間ガソリン代:約87,349円(602.4L×145円) ※1
自動車税:年間58,000円 ※2
年間維持費:約145,349円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年9月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
シーマの中古車価格相場から選ぶ
グーネット編集チーム
シーマは、全長5120mmのダイナミックで重厚感漂うスタイリング、最高級のホスピタリティを提供する快適な室内空間、先進のハイブリッドシステムを搭載しています。
卓越した動力性能と省燃費性能を両立するプレステージサルーンであり、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。但し、高価な新車車両価格から登録台数がやや少ない傾向にあり、じっくり時間をかけて最適な1台を選ぶことをおすすめします。
シーマの主なグレード・型式の中古車価格帯
5代目シーマ Y51系:139~607.9万円
HGY51:139~607.9万円
ハイブリッド:149~358万円
ハイブリッド VIP:139~607.9万円
ハイブリッド VIP G:159~529万円
2012年5月にフルモデルチェンジした5代目モデルでは、ダウンサイジングされたハイブリッドシステムの採用や後席の快適性を重視したパッケージデザインなど、先代までのモデルとは大きく仕様が変更されました。
販売初年度にあたる2012年式でも大半は200万円を超えるプライスタグが掲げられています。
元々の販売台数も年間1000台のやや少なめの設定であり、登録台数にも比例しています。
いずれの年式も1万kmから3万km程度の低走行車両から10万kmを超える車両まで幅広く分布していますが、コストのかかった高品質な作りから、丁寧に乗られた車両であれば、まだまだ問題なくクォリティが維持できる1台と言えるでしょう。
登録台数は少ない傾向にあり、じっくり時間をかけ、予算や希望に応じて、好みの車両を探すことをおすすめします(上記中古価格帯については、2018年9月25日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。