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更新日:2019.06.25 / 掲載日:2018.10.22

スバルインプレッサの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

スバルインプレッサの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム

インプレッサは1992年11月に登場した、スバルを代表する人気モデルの一つです。
登場以降、時代の流れに応じて、エンジンの改良や優れた環境性能、ユーザーの使いやすさを追求しています。

また、1995年から3年連続で世界ラリー選手権(WRC)のチャンピオンとして君臨した輝かしい歴史があります。

2000年8月に2代目のフルモデルチェンジとなり、「高密度スポーツカー」をコンセプトに、先代モデルよりもワゴンとセダンの良さを活かしたパッケージングやユーティリティなどを吟味したモデルを実現しました。

一部改良やグレードの追加などによって、ラインナップが豊富となり、人々の心を引きつけるモデルが多数ラインナップされました。2代目インプレッサは米国などの海外でも高い評価を受けました。

そして、2007年10月には、「スポーティ」「カジュアル」「コンパクト」の3つを開発のキーワードとし、3代目へフルモデルチェンジしました。

「新快適スタイル」をテーマにしたモデルは、クラスを超えた安全性とスタイリッシュなデザイン、使いやすさなどを考えているのが特徴ということもあり、発売後1週間で月の販売目標の約5割増しにあたる約3,800台を達成しました。

その後、WRX STIシリーズを中心に「WRX STI spec C」や「WRX STI A-Line」などの個性的な新モデルが登場しましたが、2011年のフルモデルチェンジでは「インプレッサG4」と「インプレッサスポーツ」の2つとなりました。

ただし、WRX STIシリーズは、インプレッサとしてのラインナップは2014年8月まで行われ、「WRX STI」として独立したブランドとなり、今に至っています。

ここではインプレッサの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。

インプレッサの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

インプレッサの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム

3代目 インプレッサ GH系(2007~2011年)の主なグレードの特徴

・15S
1.5L DOHCエンジンを搭載し、ユーザーの扱いやすさと環境性能のバランスを考えたベーシックモデルです。組み合わされるトランスミッションは4ATと5MTの2つとなっています。

内装のカラーには上品な雰囲気が漂うアイボリーとオフブラックの2色を使っているので、乗員が落ち着いて過ごせるよう配慮がなされています。

メーカーオプションとして、GパッケージI・CパッケージI・HIDプロジェクター・ロービームランプ・テレスコピックステアリングなどが挙げられています。

・20S
等長等爆エキゾーストシステムを採用した2.0L SOHC エンジンが搭載されたスタンダードモデルとして位置づけられています。組み合わされるトランスミッションについては、15SとS-GTと違い、4ATのみとなっています。

1.5Sモデルと同様、新開発のダブルウィッシュボーン式リヤサスペンションを採用したことで、荷物を置くスペースがより広がっているのが特徴として挙げられます。

メーカーオプションとして、体の大きさに応じてシートのポジションの設定ができる運転席シートリフター・チルトステアリングと、テレスコピックステアリングなどを搭載しています。
ほかにも乗員CDプレーヤー&AM/FMチューナー(MP3/WMA対応)を搭載し、携帯オーディオなどの接続ができるよう、センターコンソール内にAUX端子を装備しています。

・S-GT
2.0L ターボエンジンを採用したスポーティモデルであり、力強いエンジン性能が特徴です。

標準装備にはテレスコピックステアリング・イモビライザー・ガスダンパー付エンジンフードなど、メーカーオプションにはキーレスアクセス&プッシュスタートなどがあります。

スポーツパッケージはメーカーオプションの対象の一つであり、搭載した場合、通常のS-GTの価格より少し高くなります。

参考:

スバル インプレッサ GH系中古車検索ページ

3代目 インプレッサ WRX_GR、GV系(2007~2011年)の主なグレードの特徴

・WRX STI
15S・20S・S-GTの3モデルが登場した約4か月後の2007年10月に追加で登場したAWDスポーツモデルです。

専用のエンジンやサスペンションを採用し、加えてマルチモードDCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)・マルチモードVDC(ビークルダイナミクスコントロール)なども搭載することで、快適な走りと環境へ配慮のバランスが実現しています。

標準装備には、ガスダンパー付エンジンフード・盗難警報装置・およびイモビライザーなどがあり、オプション装備としてオーディオ一体型HDDナビゲーションシステム(SUBARU G-BOOK ALPHA対応)などが挙げられます。

搭載されている標準タイヤは18インチとなっていますが、17インチに変更することができます。17インチタイヤを選択した場合、通常価格より210,000円(消費税含む ※2007年10月時点の情報)安くなります。

・WRX STI Aライン
2009年の2月より追加されたモデルです。専用の2.5Lターボエンジンを搭載し、スポーツシフト5MTを採用しています。

落ち着きのあるインテリアが特徴であり、専用の本革シートをメーカーオプションとし、従来のWRX STIとの差別化を実現しています。ソフトレザー表皮のドアアームレストには、シルバーのダブルステッチが施されているのもポイントです。

・WRX STI spec C
2009年の7月に追加された水平対向2.0LのDOHCターボモデルです。
ボディにアルミ製フロントフードや軽量ガラスなどを採用したこともあり、従来モデルより車体が軽くなり、運動性能の向上が実現しました。

ほかのモデルとの違いとして挙げられるのが、ブレンボ製のゴールドのブレーキキャリパーを装備していることです。
また、カラーには専用色としてサンライズイエローとピュアホワイトの2色を採用しています。

また、ブラックアルカンターラをメインカラーとした、赤いステッチが施された本革でしあげた専用シート(RECARO製)を備えています。

参考:

スバル インプレッサ GH/WRX_GR、GV系中古車検索ページ

インプレッサの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

インプレッサの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム

ここでは、インプレッサの世代ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。

なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年5月時点で参照したものとなります。

2代目 インプレッサ GD系(2002年~2007年)の燃費・維持費

・GDB:2.0L/6MT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:10.2 km/L
年間ガソリン代:約142,156円(980.3L×145円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約181,656円 ※3

WRX STI(2006年6月モデル)

2代目 インプレッサ WRX_GD系(2002年~2007年)の燃費・維持費

・GD2:1.5L/5AT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:16.6 km/L
年間ガソリン代:約81,325円(602.4L×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約115,825円 ※3

1.5 iエディション(2006年6月モデル)

3代目 インプレッサ GH系(2007~2011年)の燃費・維持費

・GRB:2.0L/6MT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:10.4km/L
年間ガソリン代:約139,423円(961.5L×145円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約178,923円 ※3

WRX STI(2011年11月モデル)

3代目 インプレッサ WRX_GR、GV系(2007~2011年)の燃費・維持費

・GH2:1.5L/5AT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:17.6km/L
年間ガソリン代:約76,704円(568.1L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約116,204円 ※3

2.0 XT アイサイト(2008年10月モデル)

※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年5月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。

インプレッサの中古車価格相場から選ぶ

インプレッサの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム

インプレッサは人気の高いスポーツセダンモデルであり、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。

インプレッサの主なグレード・型式の中古車価格帯

2代目 インプレッサ GD系:7.8~60.8万円
GDB:55~398万円

2代目 インプレッサ WRX_GD系:7.8~60.8万円
GD2:19~49.5万円

3代目 インプレッサ GH系:30~398万円
GRB:103.7~399万円

3代目 インプレッサ WRX_GR、GV系:75.8~678万円
GH2:9~121.4万円

インプレッサの中古車では、その全体の価格を見てみると、20万円台から200万円以上まで幅広いレンジで登録者数が存在しています。200万円以上の登録車が多いものの、90万円台や60万円代、40万円代の登録車が多い傾向にあります。2004(平成16年)より以前の年式が最も多く、次いで2011(平成23年)式、2007(平成19年)式の登録車が多い傾向にあります。(上記中古価格帯については、2018年5月31日時点での数値となっています)。

年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。

参考:

インプレッサ(スバル)の価格相場|中古車なら【グーネット】

インプレッサ GD系(スバル)の価格相場|中古車なら【グーネット】

インプレッサ WRX_GD系(スバル)の価格相場|中古車なら【グーネット】

インプレッサ GH系(スバル)の価格相場|中古車なら【グーネット】

インプレッサ WRX_GR、GV系(スバル)の価格相場|中古車なら【グーネット】

スバル インプレッサの中古車一覧

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グーネットマガジン編集部

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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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