中古車購入チェックポイント
更新日:2019.03.08 / 掲載日:2019.03.08
スズキジムニーシエラの中古車購入の際の選び方の参考ポイント
グーネット編集チーム
ジムニーシエラは1970年の誕生以来、長い歴史を持つスズキを代表する軽4輪駆動車「ジムニー」の上級モデルとして開発され1993年5月に発売されました。
堅牢なラダーフレームを備え、本格的なオフロード走行を可能にする「ジムニー」同様に、シーンを問わない卓越した走破性が特徴となっています。1.3L 直列4気筒エンジンを搭載することで、市街地走行からロングドライブまで疲れを感じにくい、扱いやすく余裕のあるエンジン特性を備えています。
ボディデザインは「ジムニー」をベースに、ワイドトレッド化に対応したオーバーフェンダーを備え、フロントのグリルガードの装着された大型フォグランプをはじめ、ボディサイドのサイドステップやサイドプロテクターの装備により、より安定感を増した迫力のあるフォルムを創造しています。
途中、フルモデルチェンジを受けた実質2代目モデルは「ジムニーワイド」へ車名変更されますが、2002年1月には再び「ジムニーシエラ」と改められます。
丸みを帯びたスタイリッシュでクロスオーバーSUVを思わせる外観デザインを採用するとともに、足回りもコイルスプリング式のサスペンションへ刷新するなど、大きくオンロードの快適性の強化が図られました。
この2代目モデルは2018年7月まで、約20年間販売された後、3代目モデルへバトンタッチされました。
3代目モデルは、初代モデルへ回帰するかのように、やや武骨でワイルド&タフなボディを身にまとっています。歴代ジムニーシリーズの優れたオフロード性能のDNAを受け継ぎながら、スクエアなボディフォルムに大きく張り出したオーバーフェンダー、排気量を拡大した新開発1.5L 直列4気筒エンジンを搭載しています。
機能性・機動性・動力性能を重視したパッケージデザインが大きく注目を集めました。
ここではジムニーシエラの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
ジムニーシエラの主なグレードの特徴と比較から選ぶ
グーネット編集チーム
3代目 ジムニーシエラ JB04系(2018年~)の主なグレードの特徴
・JL
全グレード共通して吸気側VVT機構付1. 5L 直列4気筒エンジンを搭載しています。
トランスミッションもしくは5速マニュアルトランスミッションと4速オートマチックトランスミッションが設定されています。
駆動方式は副変速機付パートタイム4WDのみのとなります。
ベーシックグレードながら、頭部衝撃軽減構造インテリアや運転席&助手席SRSエアバッグ+SRSカーテンエアバッグ+フロントシートSRSサイドエアバッグをはじめ、エマージェンシーストップシグナルやESP、ヒルホールドコントロールに加え、ヒルディセントコントロールやブレーキLSDトラクションコントロールなどの充実した安全装備が施されています。
ほかにもフルオートエアコンやキーレスプッシュスタートシステム、運転席&助手席シートヒーター、UVカット機能付全面ガラス+熱線吸収グリーンガラス(フロント/フロントドア)+スモークガラス(リヤクォーター/バックドア)などの快適装備を備えています。
また、リクライニング&シングルフォールディング機構付5:5分割可倒式リヤシート、撥水加工付ファブリックシートなどが装備されます。
足回りは15インチタイヤ&スチールホイールが装着されます。
・JL スズキセーフティサポート装着車
「JL」グレードに対して、デュアルセンサーブレーキサポート+誤発進抑制機能+車線逸脱警報機能+ふらつき警報機能+ハイビームアシスト+先行車発進お知らせ機能+標識認識機能+オートライトシステム+ライト自動消灯システムなどの安全装備が追加されます。
また、マルチインフォメーションディスプレイに平均車速/走行時間の表示が加わります。
・JC
「JL スズキセーフティサポート装着車」グレードに対して、ヘッドランプウォッシャー付LEDヘッドランプやクルーズコントロール、助手席側バニティーミラーが追加装備される上位グレードです。
ステアリングオーディオスイッチ付本革巻ステアリングホイールへ変更され、エアコンセンタールーバーやインサイドドアハンドエル、パーキングブレーキボタンにメッキ加飾が施されるなど、インテリアの質感の向上が図られています。
また、LEDサイドターンランプ付ドアミラーへグレードアップされます。
足回りは同サイズながらアルミホイールが装着されます。
ジムニーシエラの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ
グーネット編集チーム
ここでは、ジムニーシエラの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年11月時点で参照したものとなります。
2代目 スズキ ジムニーシエラ JB03系(2002年~2018年)の燃費・維持費
・JB43W:1.3L/5MT/パートタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:13.6km/L
年間ガソリン代:約99,265円(735.2L×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約133,764円 ※3
・JB43W:1.3L/4AT/パートタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:12.6km/L
年間ガソリン代:約107,142円(793.7L×135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約141,642円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年11月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
ジムニーシエラの中古車価格相場から選ぶ
グーネット編集チーム
ジムニーシエラは歴代ジムニーの特徴である、オフロードや滑りやすい路面での卓越した走破性能をはじめ、余裕のある1.3L 直列4気筒エンジンを搭載し、静粛性の高いキャビンを実現する小型4輪駆動車として高い人気を誇り、比較的安定した中古車価格を維持しています。
また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。
ジムニーシエラの主なグレード・型式の中古車価格帯
2代目 スズキ ジムニーシエラ JB03系:29.8~220万円
JB43W:30~220万円
ワイルドウインド:43~138万円
ランドベンチャー:42~215.9万円
クロスアドベンチャー:57~220万円
1998年1月にリリースされた「ジムニーワイド」と2代目モデルは、2018年7月まで約20年にわたり販売されました。
1998年1月の発売から年数が相応に経過しているため、だいぶ値ごろ感のある車両も多い反面、2004年以前の年式ではカスタマイズされた車両が大多数を占めるため、100万円を超える高値で取引されている特徴のあるモデルです。
2011年以降の年式でも90万円台から160万円台を中心に安定した中古車相場が形成されています。
走行距離に関しては2万km未満の低走行車両から15万km未満の車両まで、ほぼ年式相応と言える幅の広いマイレージとなります(上記中古価格帯については、2018年11月21日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。