中古車購入チェックポイント
更新日:2019.02.25 / 掲載日:2019.02.25

三菱eKワゴンの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

三菱eKワゴンの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム

eKワゴンセダンとトールワゴンの中間にあたる全高を採用する「セミトールワゴン」として開発されました。重心の低さを活かした優れた操縦安定性をはじめ、タワーパーキングにも対応する機能性や実用性に加え、大人4人とたくさんの荷物を積載可能なユーティリティ&ラゲッジスペースを両立する軽自動車として、2001年10月に発表されました。

初代モデルのコンセプトは「ジャストバリュー・ワゴン」であり、優れた経済性やクラストップレベルの安全性、シンプルながら親しみやすく飽きのこないスタイリッシュなスタイリング、洗練された落ち着きのあるモダンなインテリアが特徴です。加えて、ボンネットの先端が見えるスクエアで見切りの良い、運転のしやすいパッケージデザインなど、次世代のスタンダードとなる軽自動車を目指し投入されました。

初代モデルと2代目モデルは一貫して、軽セミトールワゴンスタイルにこだわり、三菱を代表するベストセラーモデルとして確固たるポジションを築き、日産オッティ」としてOEM供給されました。

2013年6月に2度目のフルモデルチェンジを受けた3代目では、従来の三菱自動車単独の設計・開発・製造から一転し、日産自動車との合弁会社NMKVが手がける軽トールワゴンとしてリリースされました。

日産自動車が初めて軽自動車を設計・デザインから参画し、双方の蓄積してきたノウハウを投入したモダンで、クォリティーの高い、従来の軽自動車の枠を超えた上質でクリーンな室内空間や低燃費性能を追求したモデルとして、主流となる軽トールワゴン市場に新たに投入された人気モデルです。

中でも独自のアイドリングストップ機構「オートストップ&ゴー」や減速時に発生するエネルギーから発電した電気を電装品へ供給する「アシストバッテリー」、走行状態をメーター内にグラフィックで表示する「ECOドライブアシスト」などの採用により、NAエンジン搭載モデルではクラストップレベルの省燃費性能を実現しています。

また、170mmのロングスライド機構をリヤシートに備えるなど、フラットなラゲッジスペースを生みだすワンタッチダブルフォールディング機構とともに、後席の快適性能や使い勝手の良い多彩なシートアレンジも大きな魅力と言えるでしょう。

ここではeKワゴンの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。

三菱eKワゴン 2WD M Xパッケージ(3AT)【ブリーフテスト】 三菱eKワゴン 2WD M Xパッケージ(3AT) – webCG

eKワゴンの“バッジ違い”「日産オッティ」一新 【ニュース】 – webCG

プレスリリース | ニュース・イベント | MITSUBISHI MOTORS_新型軽自動車『eKワゴン』『eKカスタム』を発売

ek_wagon_equip.pdf

eKワゴンの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

eKワゴンの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム

3代目 三菱 eKワゴン B11系(2013年~)の主なグレードの特徴

・E e-アシスト
直列3気筒自然吸気DOHCエンジンを搭載するベーシックグレードです。
本グレードのみ駆動方式は2WD/FFの設定となります。
ベーシックグレードながら、エマージェンシーストップシグナルシステム、アクティブスタビリティコントロール[ASC]、ヒルスタートアシスト、ブレーキアシスト、運転席&助手席SRSエアバッグなどの安全装備が施されています。

ハロゲンヘッドライト、UVカットフロントウインドシールドガラス、IR&UVカットフロントドアガラス、マニュアルエアコン、キーレスエントリーシステムが装備され、2スピーカー、ウレタン巻ステアリングホイール仕様となります。

足回りは14インチタイヤ&フルホールキャップ付スチールホイールが装着されます。

・M e-アシスト
「E e-アシスト」グレードに対して、オートストップ&ゴーやアシストバッテリーをはじめ、チルトステアリングや運転席ハイトアジャスター、タッチパネルオートエアコン、助手席シートバックポケット&シートアンダーボックスが追加装備される上位グレードです。

また、IR&UVカットフロントウインドシールドガラス、IR&99%UVカットフロントドアガラスへと変更されます。
2WD/FFモデルに加え、フルタイム4WDモデルが選択可能です。

・G セーフティパッケージ
「M e-アシスト」グレードに対して、オートライトコントロールやイモビライザー、エンジンスイッチ+キーレスオペレーションシステムをはじめ、タコメーター、本革巻ステアリングホイールやステアリングオーディオリモコンスイッチが追加装備される最上位グレードです。

また、車線逸脱警報システム[LDW]やオートマチックハイビーム[AHB]、バードアイビュー機能付マルチアラウンドモニター、自動防眩機能付ルームミラーなどの安全装備が追加されます。

LEDターンランプ付電動格納式リモコンカラードドアミラー、ディスチャージヘッドランプ、ドアトリム生地インサートへとグレードアップされ、4スピーカー仕様となります。
足回りは14インチタイヤ&アルミホイールが装着されます。

・T セーフティパッケージ
直列3気筒DOHCインタークーラー付ターボが搭載されるグレードです。
「G セーフティパッケージ」グレードに対して、高速道路を走行中のドライバーの負荷を軽減し、安全性を高めるクルーズコントロールが追加装備されます。

スペック_ek_wagon_spec.pdf

主要装備_ek_wagon_equip.pdf

三菱 eKワゴン B11系の中古車一覧ページ

eKワゴンの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

eKワゴンの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム

ここでは、eKワゴンの世代ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。

なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、軽自動車税は2018年11月時点で参照したものとなります。

3代目 三菱 eKワゴン B11系(2013年~)の燃費・維持費

・B11W:0.66L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:25.8km/L
年間ガソリン代:約52,325円(387.5L×135円) ※1
軽自動車税:年間10,800円 ※2
年間維持費:約63,125円 ※3

M e-アシスト(2017年1月モデル)

・B11W:0.66L/CVT /フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:22.0km/L
年間ガソリン代:約61,363円(454.5L×135円) ※1
軽自動車税:年間10,800円 ※2
年間維持費:約72,163円 ※3

G(2017年1月モデル)

・B11W:0.66L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:23.2km/L
年間ガソリン代:約58,189円(431.0L×135円) ※1
軽自動車税:年間10,800円 ※2
年間維持費:約68,989円 ※3

T セーフティパッケージ(2017年1月モデル)

※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.軽自動車税については、新規取得が2015年4月1日以前か以後かで金額が変わります。以前の場合は7,200円、以後の場合は10,800円となります。ここでは10,800円の税額を用いています。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。

軽自動車税について
※1 平成27年3月31日以前に新規取得された新車:年間7,200円
※2 平成27年4月1日以降に新規取得された新車:年間10,800円
※3 最初の新規検査から13年を経過した自動車:年間12,900円

自動車重量税と自動車税・軽自動車税 – 一般財団法人 自動車検査登録情報協会

eKワゴン中古車価格相場から選ぶ

eKワゴン中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム

3代目eKワゴンは、フレンドリーでスタイリッシュな躍動感あふれるスタイリングや上質で居心地の良いモダンなインテリアを備えています。また、減速時のエネルギーから発電し電装品に電気を供給するアシストバッテリーなどを備え、クラストップレベルの省燃費性能を誇る、居住性の高い軽トールワゴンとして、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。

eKワゴンの主なグレード・型式の中古車価格帯

3代目 B11系:25.5~141.4万円
B11W:25.5~141.4万円(NAエンジン/FFモデル)
B11W:38~130万円(NAエンジン/フルタイム4WDモデル)

E:33~110万円
E e-アシスト:58~99.8万円
M e-アシスト:46.8~127万円
M e-アシスト プラスエディション:62.8~130万円
G e-アシスト:78~105.8万円
Gセーフティパッケージ:68.7~127.9万円
Tセーフティパッケージ:77~113.4万円

三菱自動車と日産自動車の合弁会社NMKVから2013年6月誕生した3代目eKワゴンは、発売から5年が経過しており、初期モデルではだいぶ値ごろ感が見られる中古車相場を形成しています。
2013年式では40万円台から70万円台が中心となり、多くの登録車両が見受けられます。

また、販売が再開された2017年式、安全性能の向上がはかられた2018年式は、未使用車も含め登録台数が多いのが特徴です。

走行距離に関しては、2013年式では2万kmから7万km未満の車両が中心となります。以降の年式ではやや少なめのマイレージが特徴といえるでしょう(上記中古価格帯については、2018年11月19日時点での数値となっています)。

年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。

プレスリリース | ニュース・イベント | MITSUBISHI MOTORS_新型軽自動車『eKワゴン』『eKカスタム』を発売

三菱 eKワゴンの価格相場

三菱eKワゴンの中古車一覧

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ