車のエンタメ
更新日:2018.11.05 / 掲載日:2017.01.05
見渡す限りなにもない砂漠デスヴァレーでアウディ「R8」に乗る理由

高性能なスポーツカーはサーキットやハイウェイを走るのが楽しいんだろう、って思ってました。舗装された路面にグイッとタイヤをグリップさせて、どんどん加速していくイメージでした。
でも、砂漠で乗りたくなるスポーツカーっていうのもアリなのかもしれません。
アウディUSAとAirbnb(エアビーアンドビー/世界中の宿泊施設の空き部屋をシェアするサイト)がコレボレーションしたCMが秀逸だったんです。
タイトルは「Desolation(荒廃)」。クルマにも宿泊施設にも似つかわしいとは思えないタイトルですが、理由はロケ地が「デスヴァレー」だから。

平均の年間降水量はわずか50mmで、1913年には56.7℃という観測史上世界最高の気温を記録したこともあるデスヴァレー。北米でもっとも乾燥していて、もっとも気温が高く、もっとも標高が低い「死の谷」です。

なんともワイルドですが、住まいはいたって現代的。朝のコーヒーを切らしてしまったようですが、ご主人はイヤな顔ひとつせず……どころか、にこやかに「買ってくるよ」と出て行きます。ところが奥さんはなぜかちょっと心配そう。

ガレージから出てきたのは、なんとアウディ「R8」! 最高出力548ps、最大トルク55.1kg-mのV10エンジンをミドシップに搭載し、最高時速330km/hを記録するモンスターマシンです。

2台で連れ立って砂漠の一軒家に帰るのも、もちろんフルスロットル。
盛大に土煙をあげながら疾走するの、すごーく気持ちよさそうですよね。買い物とかいろいろたいへんそうだけど、1週間ぐらいなら住んでみたいかも。Airbnbで探してみよっかなー?