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更新日:2018.11.10 / 掲載日:2016.06.30
ポルシェ、新型セダン「パナメーラ」の予約受付を7月から開始

新型「パナメーラ 4S」のエクステリア
ポルシェは、フルモデルチェンジを受けて2代目「パナメーラ」の予約受付を7月28日から日本で開始する。ボディサイズは、全長5049mm、全幅1937mm、全高1423mm。従来モデルからサイズが大きなパナメーラだが、全長で34mm、全幅が6mm、全高で5mmボディーが拡大した。それに伴い、ホイールベースも、30mm拡大して2950mmとなる。全高が拡大したため、リアシートの頭上高に少し余裕がでたほか、リアタイヤ位置の天井高は20mm低くしており、ワイド&ローのスタイリングを実現する。
パナメーラ 4Sの6気筒エンジンは、最高出力が従来モデルから20PSアップの324kW(440PS)を発生。最大トルクは、従来モデルから30Nmアップの550Nmとなる。トランスミッションには、新たな8速ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)を採用。エンジンは、V型6気筒と、V型8気筒の両エンジンを再設計。パナメーラ 4Sで、0-100km/h加速が4.4秒。最高速は289km/hを誇る。
PORSCHE Panamera turbo

新型「パナメーラ ターボ」のエクステリア
パナメーラ ターボに搭載される8気筒エンジンは、2つの過給器にツインスクロールターボを採用。反対方向に回転する2つのターボチャージャーが、低回転域から強大なトルクを生み出す。従来モデルとの比較でも、最大トルクで70Nmアップの770Nm、最高出力も30PSアップの404kW(550PS)を発生する。フルタイム4WDとなるパナメーラ ターボは、0-100km/h加速が3.8秒。最高速は306km/hを実現する。

「アダプティブクルーズコントロール」に、新技術となる「ポルシェ イノドライブ」を追加
新型パナメーラには先進技術も惜しみなく搭載。既存の「アダプティブクルーズコントロール」に新技術となる「ポルシェ イノドライブ」を新たに追加。このシステムは、ナビゲーションデータとレーダー、ビデオセンサーからの信号などを使い3km先までの最適な加速度と減速度、ギヤ選択、コースティングフェーズなどを計算して走行をコントロールするという。また、人や大型の動物を熱探知カメラを使用して検知し、カラーハイライト警告灯を表示させる「ナイト ビジョン アシスタント」をオプションとして設定。「LEDマトリックスヘッドライト」を選択すると、ロービームの照射範囲を越えた場所にいる歩行者に短時間ライトを照射して、ドライバーが視認できる機能が附属する。

フルタイム4WDとなるパナメーラ ターボは、0-100km/h加速が3.8秒
パナメーラ ターボでは、「アダプティブ シリンダー コントロール」をポルシェのラインナップで初めて搭載。エンジン負荷が部分的になる領域では、システムが一時的にV型8気筒のうち4気筒の作動を停止。燃料消費量が30%まで削減される。また、ハンドル位置は右ハンドル仕様になるが、「パナメーラ ターボ」では、期間限定で左ハンドル仕様の予約も受け付ける。
メーカー希望小売価格は、1591万円(税込)~2327万円(税込)