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更新日:2018.11.02 / 掲載日:2016.01.07
独BMW、「i8」のミラーレス車を「CES 2016」で初公開
「CES 2016」で初公開された「i8 ミラーレス」
独BMWは1月6日から米国ラスベガスで開催されている「CES 2016」で、「i8」のミラーレス車を初公開した。今回発表された「i8 ミラーレス」はカメラ機能と車内ディスプレイを組み合わせることでミラーレス化を実現。リアビュー・ミラーの代わりに三代のカメラを使用組み合わせてより広い視野を確保。カメラから取り込んだ画像はルームミラーの代わりに配置されたディスプレイに表示されることになり、これによりミラー調節が不要となり、他の乗員も車両後方を確認できるようになった。
また、システムはカメラの画像を解析し、黄色の警告マークでアラートを出すなど、差し迫った危険に応じて運転手をサポート。駐車をサポートする軌跡ラインは画像に重ねて表示される。
近未来的な内装にBMW独自のユーザーインターフェースなどを組み合わせる
ミラーの代わりには小型のカメラが配された
BMWは、世界初公開となるジェスチャーコントロール機能「AirTouch」を展示。「AirTouch」は、手の動きや距離感をセンサーで認識することにより、パノラマ・ディスプレイをタッチ・スクリーン同様に、かつ画面に触れることなく操作が可能になる技術。「BMW i3」には、「ジェスチャー・コントロール・パーキング」が搭載されており、ジェスチャーを認識して完全自動化による駐車場の出し入れを実現する。
そのほかにも、ネットワーク上端末を接続し情報を最適化する「BMWコネクテッド」やLED街路灯にEV(電気自動車)のための高電圧バッテリー用充電ステーションを内蔵した「ライト&チャージ」、「i3」やスマート・ホームなどと、スマートフォンやスマートウォッチなどの個人用端末を結ぶネットワーク・システムなど、最先端の技術やシステムを展示している。