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更新日:2018.10.16 / 掲載日:2015.12.10
トヨタ、燃費性能が向上した新型「プリウス」発売
燃費性能が向上した新型「プリウス」
トヨタは12月9日、燃費性能や装備をグレードアップさせた新型「プリウス」を発売した。プリウスは量産車では世界初のハイブリッドカーとして1997年に初代モデルがデビュー。2003年に2代目、2009年に3代目とモデルチェンジを重ね、今回で4代目となる。
ボディサイズは4540×1760×1470mm(全長×全幅×全高)となり、全長が60mm、全幅が15mm拡大。一方で全高は20mm低くなっており、空力特性の改善による燃費向上、重心高の低下による走行性能強化などを実現している。
新色のサーモテクトライムグリーン
フロントマスクのヘッドライトユニットには、1眼式でハイビームとロービームを使い分ける「Bi-Beam LEDヘッドライト」を全車に標準装備。三角形状の輪郭でシャープな印象を与えるLEDクリアランスランプ、テールランプとストップランプをLED化したリアコンビネーションランプと合わせて先進的な雰囲気を演出する。新色のサーモテクトライムグリーンは着色層に混ぜ込んだ「大粒径酸化チタン」が赤外線を反射。車体表面の温度上昇を抑え、エアコンの使用頻度を抑制して燃費向上に貢献するという。タイヤサイズは“ツーリングセレクション”系グレードは215/45 R17、そのほかのグレードは195/65 R15となる。
インパネ位置をさげて開放感と視野の広さを実現
ブラック内装のA、シート表皮は上級ファブリックを使用
テールランプとストップランプをLED化したリアコンビネーションランプ
低重心パッケージに加え、ボディねじり剛性を約60%向上させた高剛性ボディやダブルウィッシュボーンリヤサスペンションの新採用などにより、走る楽しさや快適性が向上。また、車軸間にリアトランスアクスル&リアモーターを配置して後輪を駆動させることで、3代目までなかった4WDとなる「E-Four(電気式4輪駆動方式)」を実現した。パワートレーンでは最大熱効率40%を実現した直列4気筒DOHC 1.8リッターエンジン「2ZR-FXE」を搭載。モーター、トランスアクスル、パワーコントロールユニット、駆動用バッテリーといったシステム全体で小型・軽量化を実現。システム全体で約20%の低損失化を達成している。
これらの改良により、「E」グレードにおいてはクラス世界トップレベルの40.8km/Lを実現。また、その他の2WD車においても37.2km/L、新たに投入したE-Four(電気式4輪駆動方式)車は34.0km/Lの低燃費を実現し、全グレードにおいて「平成32年度燃費基準+20%*3」を達成するとともに、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル*4」の認定取得とあわせ、「エコカー減税」の免税対象としている。
メーカー希望小売価格は、242万9018円から339万4145円(税込)