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更新日:2018.11.07 / 掲載日:2015.10.23
三菱、軽自動車「eKワゴン」、「eKカスタム」を大幅改良

eKカスタムに、同社の新しいデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用
三菱自動車は10月22日、軽自動車「eKワゴン」、「eKカスタム」を大幅改良して発売した。今回の大幅改良は、グレード構成の見直しが行われた。これまで自然吸気エンジンのみをラインアップしていたeKワゴンに、eKカスタムと同じく0.66リッター直列3気筒DOHCターボエンジン搭載モデルを設定。内外装のデザイン変更や燃費性能の向上、走行性能の見直し、先進安全装備の充実などを実施した。
エクステリアデザインは、eKカスタムに、同社の新しいデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用。フロントバンパーの下側両サイドにクロームメッキ加飾とLEDイルミネーションを装備し、ロアグリルのワイド感を強調した。eKカスタムの「T Safety Package」は、ダークグレー塗装と光輝切削処理によって緻密でスポーティなデザインとした15インチアルミホイールを装着した。
eKワゴンは、フロントバンパーの形状をリニューアル。アッパーグリルの上下幅を広げ、アンダーグリルは左右にインテークを模したガーニッシュを設定してスポーティな雰囲気に仕上げた。ディスチャージヘッドライトは、eKワゴンにも適用を拡大した。ボディカラーは、新色の「ポピーレッドメタリック」、「ウォーターブルーメタリック」、「シトラスイエローソリッド」の3色を追加し、全9色のラインナップとした。そのほか、モデル共通のアイテムとして「LEDリアコンビネーションランプ」を標準装備にした。
eK wagon

eKワゴンは、フロントバンパーの形状をリニューアル
インテリアは、両モデル共通で、センターコンソール下側にスマートフォンなどの小物が置ける「センターオープントレー」を追加。eKワゴンは、シート表皮にアーガイル柄のスエード調トリコットを採用。色遣いはブラウンと明るいアイボリーの2トーンとした。eKカスタムは、パワーウインドースイッチのパネルにメッキ調ラインモール加飾を追加し、質感を高めてた。
燃費性能は、自然吸気エンジンに電子制御サーモスタッドを採用し、CVTの制御見直しなどを実施。2WD車のJC08モード燃費を30.0km/lから30.4km/lへと向上させた。4WD車は、これまで2WD車のみだった停車直前の微速走行中からのアイドリング停止システム「オートストップ&ゴー」を採用。減速時の運動エネルギーで発電し、ニッケル水素電池に電力を蓄える「アシストバッテリー」も合わせて追加。これにより、22.6km/lから25.0km/lに改善した。
ショックアブソーバーの減衰力見直しによって乗り心地を向上。EPS制御を最適化したことで、パワーステアリングの取りまわし性を高めた。そのほか、ヘッドライトをハイビームからロービームに自動的に切り替える「オートマチックハイビーム」を採用した。
メーカー希望小売価格は、eKワゴンが108万円(税込)~158万6520円(税込)、eKカスタムが134万5680円(税込)~170万7480円(税込)