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更新日:2020.04.03 / 掲載日:2014.12.03
BMW、3シリーズ「PHV(プラグインハイブリッド)」プロトタイプ公開
「iシリーズ」に続くPHVとなった3シリーズPHV
BMWグループは11月27日、ドイツで新技術説明会「BMWグループ・イノベーション・デイズ」を開催し、「3シリーズ」の(PHV)プラグインハイブリッドプロトタイプを初公開した。
今回発表された「3シリーズ」のPHVは、電動駆動モデル「i」シリーズに続くPHVモデル。BMW中核モデルのPHV化は初となる。あわせて、長期的には中核モデルのすべてにPHVを設定していく考えも示した。
8速「ステップトロニック」
PHVでは外部充電が可能になる
高い燃費性能とCO2排出量を誇る
すでに現行の「3シリーズ」には、3.0リットル直列6気筒ガソリンターボにモーターを組み合わせた市販ハイブリッド車「アクティブ・ハイブリッド3」が設定されているが、PHV化を行い外部充電が可能なモデルも提示。
PHVシステムは、エンジンが「アクティブ・ハイブリッド3」に対して、ダウンサイズされた2.0リットル直列4気筒ガソリンターボを搭載。これにシングルモーターと高圧バッテリーを組み合わせる。システム全体では、約245hpのパワーと、約40.8kgmのトルクを引き出す。トランスミッションは、8速「ステップトロニック」。
欧州複合モード時は50km/リットルもの燃費を誇る
二次電池は、リチウムイオンバッテリー。モーターやバッテリー、制御システム、冷却部品には「i3」や「i8」の技術が活かされるという。その結果、EVモードでは最大でおよそ35kmを最高速120km/hで走行できる。欧州複合モード時の燃費は50km/リットル、CO2排出量は50g/kmの優れた環境性能を達成する。
また、急加速が必要な際には、エンジンをモーターがアシスト。BMWは、「3シリーズの6気筒エンジン車と同等のスポーティなパフォーマンスを実現した」と説明している。