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更新日:2018.11.19 / 掲載日:2017.07.26
メルセデス・ベンツ、ブランド初のピックアップトラック「Xクラス」
ブランドとして初めてのピックアップトラック「Xクラス」
メルセデス・ベンツは、ブランドとして初めてのピックアップトラック「Xクラス」を発表した。今回発表された「Xクラス」は、メルセデスベンツを擁するダイムラーと、ルノー日産の協力関係を生かして開発。世界的に人気の日産「フロンティア」の後継車である日産「NP300ナバラ」と基本構造を共有しメルセデスベンツが徹底的にカスタマイズを行う。
COMAND Onlineマルチメディアシステムに連動する8.4インチディスプレイ
インテリアでは、スイッチやノブ、ボタン類を全てメルセデス製のパーツに交換しており、メルセデス・ベンツらしくラグジュアリーで快適な室内空間とした。また、COMAND Onlineマルチメディアシステムに連動する8.4インチディスプレイを備え、最新のインフォテイメントシステムにも対応している。そのほか、レーンキープアシストや自動緊急ブレーキ、道路標識認識、360度カメラなどといった他の現行モデル同様に多くの先進安全機能が採用される。
メルセデスベンツらしく上質な雰囲気のインテリアとなっている
ボディは全長が5340mm、全幅が1920mm、全高が1819mm、ホイールベースが3150mm、最大積載量が1トンクラスの中型ピックアップトラックとなる。エクステリアでは、フロントマスクに二本のバーの中央にスリーポインテッドスターが配置され、メルセデス・ベンツのSUVなどに共通するダイナミックなデザインとした。なお、標準仕様ではテールゲートは90度開口するが、リアバンパー無しをオプション選択すると180度開けることができ、様々なニーズに対応できるようになっている。
リアバンパー無しをオプション選択すると180度開けることができる
パワートレーンにはターボチャージ付きの163psを発生する「X 220 d」と、大小2基のターボチャージャーを備え190psを発揮する「X 250 d」がラインナップ。最高出力はそれぞれ163馬力、190馬力を発生する。駆動方式は両モデルともにFR(後輪駆動)と4WDが選択でき、ハンドル位置は右/左ともに用意されている。さらに、一部の市場のみに160psの4気筒ガソリン・エンジンモデルが投入される。その上、2018年中期に最上級モデルとして、最高出力258hpと最大トルク550Nmを発生するV6ディーゼルモデル「X 350 d」が導入される予定となっている。
2017年11月に欧州で発売され、2018年には南アフリカとオーストラリア、2019年にはブラジルやアルゼンチンなどの市場に投入される予定となっているが、日本への導入は残念ながら未定。