車のエンタメ
更新日:2018.11.03 / 掲載日:2017.07.20
BMW Mモデルで富士スピードウェイを駆け抜けるイベントが開催!
文と写真●ユニット・コンパス
日本での年間販売台数5万台を突破し、人気にますます拍車をかけるドイツのBMW。その世界観をサーキットで体験できるという、BMWファンだけでなく、クルマ好きならワクワクしてしまうイベント「BMW MOTORSPORT FESTIVAL 2017」が、7月15日(土)に富士スピードウェイで開催された。
このイベントは、BMWに加え、2輪のBMW Motorradも一挙に集結するという大規模なもの。サーキットを舞台に走りのブランドが実施するイベントというだけあって、プログラムは富士スピードウェイの本コースを活用したものが盛りだくさん。イベントのスタートを飾るのは、BMW Mシリーズのオーナーズクラブ「M Corso」の車両60台によるパレードラン。Mシリーズは、BMWのなかでもさらに走りを磨き上げたスペシャルモデルで、モータースポーツとの関連性も深く、BMWファンにとっては特別な存在。パレードを先導するのは、最高出力500馬力を発揮し、世界限定700台が即完売となったことでも話題となったM4 GTS。そこに続くのは、M1や3.0CSLと、これまたウルトラ級のレアモデル。ちなみにM1は1978年に登場、BMWの市販車として唯一ミッドシップレイアウトを採用したスーパーカーで、現在その相場は数千万円(!)と言われている。コースを2週したパレード車両がストレートで整列し「BMW」のクルマ文字を形成すると、いよいよイベントのオープニングセレモニーが開始。BMWジャパン代表取締役社長のペーター・クロンシュナーブル氏による挨拶のほか、ドイツ本国から来日したBMW Mディビジョンの副社長も祝辞を述べた。
イベントのハイライトとなったのは、Mモデルを中心とした40台ものラインアップによるテストドライビング。富士スピードウェイの本コースを最新のMモデルで走れるとあって、朝からたくさんの人々が抽選の列に並んだ。サーキット試乗とはいえ先導車ありのゆったりとしたペースではあったが、国内最長を誇る富士スピードウェイだけあって、ホームストレートでは各車が快音を響かせて駆け抜け、そのパワーを楽しんでいた。
BMWは現在、国内屈指の人気レースであるSUPER GTの300クラスにM6 GT3で参戦(BMW Team Studie)しているが、今回のイベントにはドライバーであるヨルグ・ミューラー選手も参加。このイベントのためにM6 GT3に特別に助手席を装着し、同乗走行するという「Racing Car Taxi」も実施。わずか3名ではあるが、現役レーシングマシンのスピードを体験するという幸運に恵まれた。
コースを使ったプログラム以外にも、歴代Mモデルの展示や家族で楽しめるアトラクションなど盛りだくさんの内容。5000人近い来場者たちはBMWづくしの1日を楽しんでいた。