ホンダＮＳＸとＳ２０００の燃費や乗り心地等の違いを徹底比較してみた

まずは2車種の車体のサイズについて比較してみたいと思います。

■ホンダ ＮＳＸ（NSX）ＮＳＸ
全長×全幅×全高
4430×1810×1170mm

■ホンダ Ｓ２０００（S2000）ベースグレード
全長×全幅×全高
4135×1750×1285mm

両車ともにホンダの2座スポーツカーです。
ＮＳＸの方が全長295mm、全幅60mm上回りますが、全高はＳ２０００が115mm上回っています。

ＮＳＸは、フロントノーズが低くワイドなボディを纏うクーペタイプのリアルスポーツカーです。

Ｓ２０００は、ノーズが長くスリークなボディラインを持つオープンスポーツカーです。

■ホンダ ＮＳＸ（NSX）ＮＳＸ
（前）215/40R17 83Y
（後）255/40R17 94Y

■ホンダ Ｓ２０００（S2000）ベースグレード
（前）215/45R17 87W
（後）245/40R17 91W

両車ともに17インチ径の前後で幅の異なるスポーツタイヤを履いています。
ＮＳＸの方が1ランク上のY規格のスピードレンジを持つ、より高速走行を重視した設定です。

ともにパワフルなエンジン出力を受け止める、
リアのグリップ性能と回頭性を重視した設定となっています。
ともに剛性感の高いアルミホイールを標準で装備しています。

■ホンダ ＮＳＸ（NSX）ＮＳＸ
2名

■ホンダ Ｓ２０００（S2000）ベースグレード
2名

両車ともに、2名の乗車定員です。

■ホンダ ＮＳＸ（NSX）ＮＳＸ
10モード/10・15モード燃費：9.0km/リットル
排気量：3179cc
最高出力：280ps(206kW)/7300rpm
最大トルク：31.0kg・m(304N・m)/5300rpm
使用燃料：無鉛プレミアムガソリン
車両重量：1340kg

■ホンダ Ｓ２０００（S2000）ベースグレード
10モード/10・15モード燃費：11.0km/リットル
排気量：2156cc
最高出力：242ps(178kW)/7800rpm
最大トルク：22.5kg・m(221N・m)/6500～7500rpm
使用燃料：無鉛プレミアムガソリン
車両重量：1250kg

ＮＳＸは3.2L V型6気筒自然吸気エンジンを搭載したミッドシップ、
Ｓ２０００は2.2L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載したFRです。

ともにVTEC機構を持つパワフルなエンジンと、
スポーツ走行を積極的に楽しむための6速マニュアルシフトを搭載しています。

燃費はＳ２０００の方が2.0km/リットル数値的に優れています。
これはＮＳＸの方が排気量1023cc、車両重量90kg上回ることと、
エンジン特性が主な要因と言えるでしょう。

ともに発売当時の10モード/10・15モード燃費モードによる燃費表示です。
ともにエンジンを高回転まで回してパワーを稼ぐエンジン特性で、
無鉛プレミアムガソリン仕様です。

自動車税はＮＳＸが年間58.000円、Ｓ２０００は年間45,000円です。

※自動車税は2016年12月時点で参照したものとなります。

■ホンダ ＮＳＸ（NSX）ＮＳＸ
室内長×室内幅×室内高
970×1460×980mm

■ホンダ Ｓ２０００（S2000）ベースグレード
室内長×室内幅×室内高
800×1350×1055mm

両車ともスポーティなパッケージデザインであり、
2人だけの心地の良いタイト感が演出されています。

ＮＳＸはミッドシップレイアウトにより、車体の真ん中にシートが位置し、
低いボンネットとキャノピーが特徴的なデザインです。
タイトながら開放感あるコクピットが特徴です。
最適な重量配分のためシート背面をラゲッジスペースとしており、
ジャケットや小物の収納スペースとして便利です。
ラゲージスペースにはゴルフバッグが収納できるなど実用の高さを持ち合わせています。

Ｓ２０００はスポーツカーらしい無駄のないシンプルなインテリアデザインにより、
トップを閉めた場合はよりタイトさを感じるコクピットです。
またオープンモデルであり、トップを開けた時の爽快感は、数値には表せない魅力です。

■ホンダ ＮＳＸ（NSX）ＮＳＸ
9,667,350円

■ホンダ Ｓ２０００（S2000）ベースグレード
3,864,000円

※2004年4月以降の発売車種につきましては、
車両本体価格と消費税相当額（地方消費税額を含む）を含んだ総額表示（内税）となります。

両車とも運動性能を重視したショートホイールベースが特徴で、
しっかりしたハンドリングとスポーツカーらしい硬めな乗り味が特徴です。

■ホンダ ＮＳＸ（NSX）ＮＳＸ
世界初のオールアルミニウム製軽量高剛性ボディ、
前後ダブルウィッシュボーン式サスペンション、
パワフルなVTEC機構を持つ3.2L V6自然吸気エンジンを搭載する本格的なスポーツカーです。

しっかりしたダンピング性能を持つ硬めの足周りを持ちながら、
アルミニウムボディ特有の軽快ながら重厚感のある乗り味が特徴です。

身体をしっかりホールドする革スポーツシートを備え、
ソリッドでスポーツフィール溢れる乗り心地です。

■ホンダ Ｓ２０００（S2000）ベースグレード
軽量な高剛性ボディとしっかりした足周りを持ち、非常にソリッドな乗り味です。

路面の追従性に優れ、余計な動きを吸収してくれる、
前後ダブルウィッシュボーン式の専用サスペンションは安定感のある運動性能を提供してくれます。

タイトな室内スペースながら、オープンでもクローズでも、
エンジン音を聞きながらピュアスポーツらしい乗り味を堪能できるパッケージと言えるでしょう。

最小回転半径は、ＮＳＸが5.8m、Ｓ２０００が5.4mと、
Ｓ２０００の方が、より小回りがきくことがわかります。
この差はボディサイズとトレッド幅、オーバーハングの違いが主な要因と考えられます。

ともに前後幅の異なるタイヤを履き、
旋回時の回頭性、運動性能にこだわったスペックと言えるでしょう。

両車はともにホンダのスポーツカーとして比較されますが、
駆動方式、ボディサイズ、搭載するエンジンタイプなどに違いがあります。

■ホンダ ＮＳＸ（NSX）ＮＳＸ
1990年の発売よりフルモデルチェンジされることなく、
改良を加え熟成されてきたホンダのフラッグシップスポーツカーです。
ホンダが世界で通用するリアルスポーツカーとして開発したモデルです。

低重心高剛性の世界初オールアルミニウムボディをはじめ、
突き抜けるような走行フィールと官能的な音を放つ、
可変バルブタイミングリフト機構（VTEC）を持つ3.2ＬV型6気筒自然吸気エンジン、
ロー＆ワイドの特徴的なボディデザインなど、
販売が終了して約11年経過した今でも、世界中に熱狂的なオーナーやクラブが多数存在します。

現在では280psのエンジン出力はスポーツカーとしては物足りなく感じるかも知れませんが、
今でも色あせない爽快な走行フィールと美しいボディデザインを持つ、
本格ミッドシップスポーツカーです。

今後ますます台数が減るであろう、
ホンダが世界に誇るリアルスポーツカーを楽しみたい方々におすすめです。

■ホンダ Ｓ２０００（S2000）ベースグレード
2世代目にあたる2.2L 4気筒自然吸気エンジンは、
初代と比べるとトルク重視になったとはいえ、ホンダ独自のバルブ切り替えVTEC機構を備え、
7700回転のレブリミットまで力強くよどみなく吹け上がるエンジン特性を持つ、
オープンスポーツカーです。

シャシー性能にこだわり、オープンボディながらクローズドモデル同等以上の高剛性ボディと、
路面の追従性に優れ姿勢変化の少ない、
4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションを持つ足周りが、圧倒的な運動性能を誇ります。

また、タイトでスポーティな室内空間、エンジン搭載位置、
アルミ製のボンネットや前後の重量配分を50:50にするなど、
随所にスポーツカーとしてのこだわりが見られます。

VTEC自然吸気エンジンの奏でる爽快なエンジン音を聞きながら、
本格的なオープンスポーツモデルを楽しみたい方々へおすすめです。

※参考URL
ホンダ ＮＳＸ（NSX）ＮＳＸ:
http://www.goo-net.com/catalog/HONDA/NSX/10019292/index.html

ホンダ Ｓ２０００（S2000）ベースグレード:
http://www.goo-net.com/catalog/HONDA/S2000/10043700/index.html