メルセデス・ベンツ、オープンモデル｢AMG GT ロードスター｣を発売

インテリアは、水平基調のダッシュボードで幅を強調し、高いベルトライン、ドアパネル、ダイナミックにせり上がるセンターコンソール、低いシートポジションなど、ドライバーの身体がコックピットに一体化するようなデザインを採用する。安全運転支援システム｢レーダーセーフティパッケージ｣を標準装備。3ステージESPやAMGダイナミックセレクト、AMGパフォーマンスエグゾーストシステムなどの機能も搭載する。

エクステリアは、クロームメッキを施した15本の垂直フィンの｢AMGパナメリカーナグリル｣を採用。低く構えたフロントセクションと前傾したフロントグリルによって“サメの鼻先”のような独特な形状を採用する。車体が路面に張り付くような視覚効果が得られ、冷却気流と空力性能の強化にも貢献している。自動開閉のアコースティックソフトトップは、オーバーヘッドコンソール部のスイッチで簡単に操作でき、開閉にかかる所要時間は約11秒。走行中でも50km/hまで操作を可能としている。

AMG GTロードスターは、4.0リッターV型8気筒DOHC直噴ツインターボエンジンを搭載。最高出力350kW(476PS)、最大トルク630Nmを発生する。トランスミッションは7速ATが組み合わされる。足まわりは、モータースポーツの技術が直接フィードバックされたダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用。ブレーキはフロント360mm、リア360mmのベンチレーテッド式ドリルドディスクを備える強化コンポジットブレーキシステムを採用する。

AMG GT C ロードスターは、GT ロードスターと同じ4.0リッターV型8気筒DOHC直噴ツインターボエンジンと7速ATの組み合わせ。スペックはパワーアップとなり、最高出力410kW（557PS）、最大トルク680Nmを発生する。0-100km/h加速は3.7秒となる。足まわりは、電子制御ダンピングシステムを搭載した｢AMG RIDE CONTROL スポーツサスペンション｣を標準装備。｢Comfort｣、｢Sport｣、｢Sport Plus｣の3つのサスペンションモードを選ぶことで、走行状況に応じた減衰力特性を選択できる。また、電子制御式のリミテッド・スリップ・デフの標準装備やAMGダイナミックセレクトの｢RACE｣モードなど、走りに特化した装備を搭載している。

メーカー希望小売価格は、1,834万円～2,298万円(税込)