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更新日:2021.08.17 / 掲載日:2021.08.17

メルセデス・ベンツ EQCの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

メルセデス・ベンツ EQC

電動車に特化したサブブランドのEQから発売されたメルセデス・ベンツ EQCに関して、今回はグレード別に紹介していきます。

「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

メルセデス・ベンツ EQCの歴史

2018年9月、ドイツ本国にてメルセデス・ベンツから同ブランド初の電気自動車として、EQCの初代が発売されました。急速充電にも対応しており、バッテリーの80%の容量であればおよそ40分の充電時間で完了するのが特徴です。

2019年7月、本国での登場からおよそ10か月後に、ようやく日本にEQCが導入されました。

導入された当初は、「EQC 400 4マチック」のみを設定。このグレードは電気のみの動力でありながら、最高出力は408馬力にも及びます。バッテリーにはリチウムイオン電池が搭載されており、1回の燃料によって450km以上の距離を走行することが可能です。

また、同時期にEQC 400 4マチックをベースにエクステリアとインテリアの一部を変更した特別仕様車として「EQCエディション 1886」を55台限定で発売します。

エクステリアには、このグレード専用のブラックルーバーのラジエターグリルにサイドエンブレム、さらに白のアクセントが入った20インチ10スポークアルミホイールなどを採用しました。

インテリアには、インディゴブルーのレザーARTICO(人工皮革)と黒い起毛素材のDINAMICAのシートを採用。さらに、バックレスやフロアマットに「1886」という刺繍が施されています。いずれのグレードも、日本では右ハンドルのみが設定されました。

2021年4月には、EQC 400 4マチックの一部の仕様変更を行います。このとき、一部の装備内容が見直され、運転席と助手席でそれぞれ独立して温度の設定が可能なクライメートコントロールとヒーターや照明、音楽などをトータルでコントロールしてくれるエナジャイジングパッケージなどが標準装備ではなくなり、オプション装備化されました。

これにより、価格が大幅に下がり、日本導入時には1000万円を超える車両価格だったEQC 400 4マチックが800万台へと引き下げられています。

メルセデス・ベンツ EQCの中古車を探す

EQC 400 4マチック

EQC 400 4マチック

電気のみの動力で走行する「EQC 400 4マチック」

EQC 400 4マチックは、EQCが誕生した当初から設定されているグレードです。日本には2019年10月に導入されました。

電気自動車のため、電気のみを動力としており、2つのモーターをフロントアクスル、リアアクスルにそれぞれひとつずつ搭載しています。その最高出力は408馬力を誇っており、アクセルを踏んだ瞬間に加速するのが特徴です。

また、電気自動車ならではの静粛性に加え、発進時から立ち上がる強烈なパワーとトルクを実現しています。

中古で購入する際の目安となる予算

EQC 400 4マチックを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2019年式:897万
2020年式:818万~878万
2021年式:流通量希少のため算出不可

EQC 400 4マチックは、まだ発売を開始してから2年ほどしか経過していません。そのため、現時点の中古車市場にはわずかに5台しか流通していませんでした。

その多くが、新車で購入する際の価格と変わらないものや新車価格以上の価格がつけられているもののため、中古車として購入するメリットはまだないでしょう。

先代モデルとの比較

初代(現行モデル):2019年~
EQC 400 4マチックは、EQCの誕生と同時に設定されました。

ドイツ本国では2018年から販売されていましたが、日本には2019年に導入されています。メルセデス・ベンツから初の電気自動車として発表されたこともあり、発売開始時はかなりの注目を集めました。

主な装備面では、フルオートエアコンやクルーズコントロール、本革巻きステアリングなどを標準装備しています。また、本革シートについてはオプションで装備することが可能です。

EQC誕生時はクライメートコントロールやエナジャイジングパッケージ、ステンレスランニングボード、プライバシーガラス、ヘッドアップディスプレイなどを標準装備していたこともあり、その新車価格は1000万円を超えていました。

しかし、2021年4月に一部の装備が標準装備からオプション装備に変更されたため、その分価格も抑えることができ890万円までに引き下げられています。

EQC 400 4マチックは登場からまだ2年しか経過していないので、中古車の流通量はたった5台だけです。しかし、どの年式も新しく、車両状態がよいものばかりのため中古車価格はかなり高額となります。現在の新車価格とほぼ変わらないため、このグレードの中古車を購入するならばもう少し年数が経ち、価格が落ち着いてからの方がよいでしょう。

モーターは2基電気モーター最高出力408ps 。ボディサイズは全長4770mm×全幅1885mm×全高1625mmです。

人気のあるカラー

EQC 400 4マチックのボディカラーには、下記の8色が設定されています。

・ポーラーホワイト(S)
・オブシディアンブラック(M)
・グラファイトグレー(M)
・モハーベシルバー(M)
・カバンサイトブルー(M)
・ハイテックシルバー(M)
・セレナイトグレー(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)

この中では、シルバー色の「ハイテックシルバー(M)」が人気です。

※(S)とはソリッドペイントを意味し、(M)とはメタリックペイントを意味します。

※本記事は、2021年8月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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