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更新日:2018.11.09 / 掲載日:2017.10.26
ポルシェ、純粋主義を象徴する新型「911 カレラT」を発表
“純粋主義を象徴する”という新型「911 カレラ T」
独ポルシェAGは10月23日(現地時間)、911シリーズに“純粋主義を象徴する”という新型「911 カレラ T」を発表した。なお、日本仕様車のトランスミッションは7速PDKのみが設定される。911 カレラ Tは、最高出力272kW(370PS)、最大トルク450Nmを発生する3.0リッター水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載。パワーウエイトレシオを3.85kg/PSに向上させ、クロスレシオのマニュアルトランスミッションと機械式リアディファレンシャルロックを装備。0-100km/h加速は4.5秒、200km/h加速は15.1秒と発表された。また、7速PDKの場合は0-100km/h加速が4.2秒、0-200km/h加速が14.5秒となり、どちらも最高速は290km/hを超える。
GTスポーツステアリングホイールは、標準装備のモードスイッチでドライビングプログラムを選択できる
インテリアは、運転席にSport-Texファブリックをシートセンターに用いたブラックの4ウェイ電動スポーツシートを採用。ヘッドレストには“911”のロゴをブラックで刺繍している。初めてオプションでフルバケットシートを選択することができるようになった。レザーリムのGTスポーツステアリングホイールは、標準装備のモードスイッチでドライビングプログラムを選択でき、レッドのシフトパターンとショート化されたシフトレバーは911 カレラ T専用となる。「Tインテリアパッケージ」が新しく追加され、シートベルト、ヘッドレストの“911”ロゴ、ドアオープンループやSport-Texのシートセンターといったインテリアコンポーネントを、レーシングイエロー、ガーズレッドまたは、GTシルバーのコントラストカラーに変更できる。
Sport-Texファブリックをシートセンターに用いたブラックの4ウェイ電動スポーツシートを採用
装備については、最適なスポーツ性と軽量構造を実現するための軽量化が図られており、リアウィンドウとリアサイドウィンドウに軽量ガラスを、ドアトリムにはドアオープナーストラップをそれぞれ採用して吸音材を削減。リアシートをオプション装備にするとともに、「ポルシェコミュニケーションマネージメント」(PCM)なしのオプションも用意する。2シーターの空車重量は1425kgで、同等の装備の911 カレラより20kg軽くなっている。
最高出力272kW(370PS)、最大トルク450Nmを発生する3.0リッター水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載
エクステリアは、空力的に最適化された「フロントスポイラーリップ」が装備され、スポーツデザインのドアミラーはアゲートグレーメタリック塗装が施されている。また、装着しているチタングレー塗装の20インチ カレラ Sホイールやサイドの“911 Carrera T”のロゴに加え、後部のリアリッドグリルのスラット、“Porsche”のロゴ、アゲートグレーメタリックの“911 Carrera T”のモデル名、センター出しのテールパイプがブラック塗装された標準装備のスポーツエグゾーストシステムも採用する。ボディカラーのオプションは、「キャララホワイト」、「ジェットブラック」、「GTシルバー」のメタリックカラーのほか、「ブラック」、「ラバオレンジ」、「ガーズレッド」、「レーシングイエロー」、「ホワイト」、「マイアミブルー」をラインナップする。911 カレラ T では、911 カレラにはない装備が与えられており、車高を20mm低くした標準装備の「PASMスポーツシャシー」、重量を最適化した「スポーツクロノパッケージ」、「Sport-Texシートセンター」などが挙げられる。また、こちらも911 カレラにはない「リアアクスルステアリング」もオプションで装着できる。