80年代のクロカンSUVブームを経て、90年代にやってきたライトSUVブーム。本格的なクロカンSUVとは異なり、街なかにも似合うスタイリングとオンロードでの快適性を重視し、手軽なSUVとして人気ジャンルのひとつにまで成長した。
そして、平成7年にホンダが満を持して投入したのがCR-Vだ。ホンダ初の自社製SUVであり、セダンの快適性とワゴンのユーティリティ、そしてSUVの機動性を併せ持ったライトSUVとして登場。3ナンバーサイズながらも扱いやすさを考慮したボディサイズと、泥臭さを感じさせないスタイリッシュなフォルムを採用。エンジンは2L直4を搭載し、FFのほかホンダ独自のデュアルポンプ式4WDを設定。直接のライバルと言えるトヨタRAV4と人気を争ったのだ。
平成13年には2代目へフルモデルチェンジ。ボディサイズはひと回り大きくなり、いっそう都会的なイメージへ一新。エンジンは当初2Lを搭載していたが、平成16年のマイナーチェンジで2.4Lへ拡大。同時に、4WDシステムもリアルタイム4WDとなり、走行性能に磨きをかけた。そして、現行モデルが平成18年10月に登場。北米や欧州、アジアなど、世界中で販売されるグローバルカーとして、現在も活躍中だ。
そんなワールドワイドな活躍を見せるCR-Vも、現行モデルはデビューから約5年が経過し、モデルチェンジのウワサも聞かれる。そこで今回はおさらいの意味も含め、CR-Vの魅力を改めて検証しよう。世界で活躍するスタイリッシュSUVホンダイズムが宿るシティオフローダー都会にマッチするデザインや快適な走行性能、使いやすい装備類で根強い人気を博しているCRーV。今回は中古車市場でメインとなる現行と先代に焦点をあて、さまざまな角度からCRーVを検証しよう
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