編集部●気になる中古車を実際に試乗することで、その実力をチェックしようというのがこのコーナー。今回は、ドイツのプレミアムブランドであるアウディからTTクーペの登場です。お借りした車両は個人所有で2011年モデル、グレードは「2.0TFSI」、走行距離は6万km弱となります。3年前に2年落ち走行距離3万kmの中古車を専業店にて購入したとのことです。 九島●輸入車は、こういう大人が乗れるスポーツカーがあるのも魅力のひとつなんだよね。 竹岡●たしかに。国産車だと性能を重視した「走り系スポーツカー」はあるけど、お洒落かというとちょっとね・・・。 九島●その点、このアウディTTクーペはいいね。スーツ姿で乗っても似合うと思うよ。 竹岡●TTってアウディのイメージリーダー的なところもあるじゃない。シンプルなデザインなんだけどクオリティが高くて、選ぶと「あのひとちょっとセンスいいじゃん」って思われそうというか(笑) 九島●アウディ自体は歴史あるブランドだし、80年代から4WDの有用性に着目してWRCで戦いながらクワトロを育ててきたんだよね。だからヨーロッパでは評価が高かったんだけど、たしかに日本ではまだまだ一般的な知名度が低かった。そこに登場したのが初代TTで、みんなあのデザインに一発でやられちゃった。それ以来、「アウディはクール」っていうイメージが定着したって言えるんじゃないかな。