昭和30年の初代デビュー以来、半世紀以上にも渡って多くの人々に愛されてきたクラウン。現行モデルは13代目となり、トヨタを代表するセダンにして、国産高級サルーンの代表とも言える地位を確立している。そして、長らく日本の高級サルーンをけん引してきたクラウンだが、平成3年には新たな派生モデルが誕生した。それが、クラウンマジェスタである。
マジェスタはクラウンシリーズのトップモデルとしてデビューし、最上級にふさわしい風格と当時最新の技術を惜しげもなく投入して開発。世代を重ねるごとに、その存在感を増していった。
ただし、平成3年のデビュー後しばらくは、絶対的な存在と言えるセルシオがフラッグシップに君臨していたため、マジェスタはあくまでもクラウンの最上級という位置づけだった。しかし、平成17年にレクサスブランドが日本国内に導入され、平成18年にはセルシオがLSへと移行。それに伴って、マジェスタが正真正銘トヨタのフラッグシップへと登り詰めたのだ。
今回は、そんな経歴を持つクラウンマジェスタを大特集しよう。現在の中古車市場では、先代と先々代が主力となっている。そこで、その両者を中心にマジェスタの魅力を改めて徹底解剖してみる。新車では高嶺の花だった最高級サルーンだって、中古車なら手が届く価格になっている可能性もある。これを読んで、アナタも自分にピッタリのマジェスタを探し出してみよう。
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