【@Goo】日産 セレナ 広さ・使い勝手・開放感を兼ね備えたミドルクラスミニバン |
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日産の高級車が打ち出した至れり尽くせり装備 初代レパード前期型の上級グレードに「世界初」の装備として設定されたワイパー付きのサイドミラー。大型のミラー鏡面に付着した雨滴や汚れをスリムな形状のワイパーが取り去る。雨の日などミラーが曇りがちな時も、しっかりと後方視界を確保して快適な運転を楽しめる。後期型では廃止されている。 |
究極の旦那装備から日本国と自動車の栄枯盛衰を味わう───。
どーも昔話が多くなってしまってスイマセン。まだ生まれてなかった人も、昔のこと→知らない→新鮮ということで許してください。今回も新鮮な昔話をひとつ。
以前に取り上げた、日産ブルーバードの「セーフティドライブ・アドバイザー」(2時間運転すると、コーヒーカップマークが点灯して、休憩しましょうね〜と促す装置)と並んで、私が猛烈に憧れた装備、それがこのちっこいワイパーなのだ。
その名も、“ワイパー付きアウトサイドミラー”!!
なんでアウトサイドミラーなのか? これはフェンダーミラーじゃないのか!? しかしまぁそんなことはいい。
1980年に登場した、日産の高級スペシャリティカー・レパード。2代目レパードは『あぶない刑事』で舘ひろしや仲村トオルが乗り回し、いまだに人気があるが、初代は登場直後にソアラが出たせいで鳴かず飛ばずだった。
しかし、私は個人的には「うおお! すげぇクルマが出た!!」と打ち震え、しかも世界で初めてサイドミラーにワイパーがついたと聞いて、「すごい! すごすぎる!」と猛烈に感動したものである!!
だって、こんなちっこいところまでわざわざワイパーつけて、雨で水滴がつくとキコキコキコって拭いてくれるんだよ!? 猛烈に芸が細かいじゃないか!
登場当時からこの装備を、「役に立たない」とか「バカらしい」と批判する声はあったようだが、私には刺さった。なぜなら、ジャパン・アズ・ナンバー1だったあの頃、このようなミラー用ワイパーは、日本の繁栄の象徴に思えたから!
その後このテのワイパーは、バブル期にドアミラーワイパーとして初代シーマにて不死鳥のように復活し、ジャパン・アズ・ナンバー1時代を際立たせたのである。
ひょっとして、サイドミラーワイパーって、日本にとっての瑞兆――鳳凰であり麒麟じゃなかったのか。日本がこんなに衰えちゃったのは、サイドミラーワイパーが消滅したからじゃないのか? サイドミラーワイパーが復活すれば、もう一度あの繁栄時のニッポンが帰ってくるんじゃないか!?
などと思ったりする今日この頃なのである。
【清水草一】
物書き兼大乗フェラーリ教開祖。中古車を17台連続購入中という大の中古好き。8万円で購入し、オールペン&ワンオフサスを装着したサーブ900をろそろ手放す予定。次は!? 新境地を開拓します。
http://www.shimizusouichi.com/














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