ホンダ シビック
●シリーズ3代目となるワンダーシビック。そのなかでも1984年の11月から追加されたグレードの“Si”は、DOHC16バルブエンジンを搭載したことで、若者を中心に高い人気を得たモデル。シリーズ4代目のグランドシビックには、VTECエンジンを搭載するSiRが登場し話題を呼んだ。中古車市場では、ワンダーシビックの流通量は非常に少ないが、グランドシビックのSiRは50万円前後で流通している。
中古車マニアでもある清水草一が各著名人と対談し、
クルマ談議に花を咲かせるトークコラム!
- 今号のゲスト
- 漫才師 岡田圭右さん(ますだおかだ)
- 1968年大阪生まれ。大学時代の同級生、増田英彦さんと漫才コンビ「ますだおかだ」を組み、芸人デビュー。ピン芸人としても多方面で活躍。DVD「タカダオカダ」も絶賛発売中。
走り屋グルマ・バンザイの巻
「ますだおかだ」の岡田圭右さんは、実はかつて、阪神高速の環状線をグルグル回る走り屋に憧れたこともあったという。クルマに熱い青春時代を送った世代のクルマ観とは?
岡田 Gooさんには昔からお世話になってます!ボク、国産の中古車が大好きなんですよ!
清水 それはスバラシイ!これまでどんなクルマに乗ってきたんですか?
岡田 子供の頃から走り屋に憧れていましたから、最初の愛車は日産180SX。僕が免許を取った頃は、阪神高速の環状族が全盛期で、ワンダーシビックやらCR-X、S13シルビアあたりの走り屋グルマには、誰もが憧れましたよ。
清水 ヤンマガの人気漫画『ナニワトモアレ』の世界を、リアルタイムで味わってたんですね!
岡田 壮絶な時代でしたねぇ。走り屋チームに入ってケンカをしまくっていた……というワケではなく、阪神高速の環状線の様子が見えるホテルでバイトして、高層ビルの上からギャラリーしてました(笑)。
清水 走り屋を鑑賞するためにバイトを選ぶなんてスバラシイ!その後はどんなクルマを?
岡田 ブルーバードやワゴンR、フィットなど、小さなクルマを中心にいろいろ乗りました。
清水 走り屋からは離れたんですか?
岡田 嫁さんの趣味で選んだりして、けっこう妥協してしまいましたけど、ホンマはまた走り系のクルマに乗りたいという願望を抱いてるんですよ!今でもワンダーシビックをバリバリの環状仕様にして乗り回したいと本気で考えてますから(笑)!!
清水 それは実現したほうがイイ!
岡田 やっぱり、僕にとってクルマは“夢”そのものですからね。たとえば、プロ野球選手やサッカー選手になるという夢を叶えるのはなかなか難しいですけど、クルマの夢は、頑張れば実現できるじゃないですか。
清水 その通り!中古車ならフェラーリでもベントレーでもカネさえあれば買えますからね!クルマの夢は、念じればほぼすべて叶います(笑)!ところでクルマ雑誌もお好きだと聞きましたが。
岡田 はい。毎月いろいろ読んでいますよ。カーグラTVや三本さんがやってた『新車情報』もよく観てましたから、モノマネも得意です!実はここだけの話、密かに徳大寺さんの後釜を狙ってます(笑)。
清水 ヤング徳大寺ならぬ、“岡大寺”ですね(笑)。
岡田 今どきの子供たちに、クルマの素晴らしさを伝えたいです。これを機に、またGooさんに出たいです。
清水 企画を考えるので、ドンドン出てください!