シビックは世界中で愛されているファミリーカーだ。しかし「タイプR(通称シビックR)」となると話は別。いわば突然変異種で、同クラスで世界一の速さを誇るほどに運動性能を徹底的に磨き上げている。
走りの性能の高さを証明したのが、スポーツカーの聖地ともいわれるドイツにあるニュルブルクリンクというサーキットの北コースにおける記録。7分50秒63というFF量産車最速のタイムを樹立しているのだ。
最新の「シビックR」は日本では発売していないシビックの車体をベースにしている。また従来と異なる大きな点としては、自然吸気ではなくタイプR史上初のターボエンジンを搭載しているのも特徴だ。
タイプRといえば、これまで超高回転まで吹け上がる自然吸気エンジンがこだわりだった。しかし現代のシビックRは、過去の常識を捨てることで世界最速を得たのである。
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